※この作品は実在の人名が登場

 しますがあくまでも個人の妄想

 で、完全フィクションです❕

 またBL(ボーイズラブ)要素を含み

 ますのでご理解頂ける方のみ

 お読み下さい❕❕🙏❌

 ご理解頂けない方、

 BLの意味が判らない方はこの

 ままお戻り下さい🙇💦💦

また、こちらに初めていらした方は最初にこの

ページをお読み頂き、納得されたうえで『自己

責任』で読み進めてください🙅 


櫻井翔くん、お誕生日週間

『笑って今日を祝おう🎉✨』



今日は本当に久々に智くんと長い時間、会えて
いる。
勿論それは俺が頑張ってスケジュール調整した
からであって。
1/24の夕方から1/25の夕方まで、ほぼ24時間、
少し無理してフリーの時間を作って貰った。
(その前後がめっちゃ殺人的スケジュールでも
  ね、やっぱり人間、緩急が必要な生き物なん
  です:笑)
それこそ電話やLINEやグループLINEやメールや
TV電話ではしょうっちゅう話していたけれど、
やっぱり実際に会うのは何倍も嬉しくて、ドキ
ドキして、少し緊張して。
「やっぱり智くん、少し体つき、ガッシリした
  ね。」
「ん~、定期的にトレーニングしてんだけど……
  やっぱ太ったか??」
「そんな事ないよ。ガッシリして、男らしくな
  ったカンジ。前よりワイルドなカンジで恰好イ
  イよ。」
俺の言葉に少しはにかんだ様に微笑む智くんの
この表情も久しぶり。
そのままフワリ、と俺より少しだけ太くなった
腕が、俺より逞しくなった胸に引き寄せる。
この温もり、この香り、やっぱり他の連絡ツー
ルでいくらやり取りしてたって”本物”に叶う訳
がない。
「会いたかった……翔くん……。」
そう囁かれて頬にキスされる。
何かこんな甘ったるい空気、今も慣れないし恥
ずかしいケド、それ以上に嬉しいから。
俺は素直に頷いた。
「うん、俺も……。」
俺達が並んで外出なんかしたら絶対的に冊子も
中身も薄っぺらい週刊誌の翌日のカラーページ
に無断掲載される事は火を見るよりも明らかだ
し。
元々智くんは釣りとキャンプ以外はインドアな
人で。
俺も智くんといる時は2人きりの時間をまったり
と過ごしたい。
結局智くん持ち込みのスパイスと、冷蔵庫に今
ある野菜で通例化した『智くんのカレー作り』
を仲良くキッチンに立って始める事にした。
俺も最近多少は料理の腕は上がってるつもりな
んだけど。
智くんから任されたのは「米炊き」と「野菜炒
め係」で……少し多めに炒めた野菜を別皿に取っ
て『旨味汁』は流石に作らせて貰いました。
(今だ作り方読みながらだけど、俺の得意料理に
  なる予定です)
「あ~、あれ、あの新しいヤツ、新空港!?観て
  る、観てる。普通に面白ぇ。」
「マジで!?うわっ、嬉しい。結構賛否両論もある
  んだけどさ。俺もあ~ゆ~ノリ、実は嫌いじゃ
  ないんだよね。ガッツリ「西部警察」とか「あ
  ぶデカ」世代だったから。(笑)」
「うん、分かる、分かる。ちょっと雑でも派手
  な爆発とか、おぉ~ってテンション上がんよ
  な。」
グループLINEではみんなから「今日から放送だ
ね」とか「観てるよ」とか「面白かったね」って
言っては貰えるケド、やっぱりメンバー……それも
大好きな人からの、生の感想は嬉しい。
「あれ、翔くんが簀巻きにされてダクトから落
  ちてくんの、妙に長くて笑っちまった。」
「あ~、あれはね。最初、もっと短かったハズな
  んだけどさ、相変わらずスタッフが悪ノリしち
  ゃって。うわぁぁ~って言い続ける俺の身にも
  なれ!?ってカンジだよね。何時までたってもOK
  出なくってさ。音、取れてないのかと思った
  わ。」
放送後のエピソードだったら気軽に話せるから、
そんなカンジに笑いながらお互いの近況を伝え
合って、その感想をそのまま口にする。
智くんの飾らない、素の感想は素直に嬉しいし、
作り手側としてもありがたい。
「あ、なぁ!?青鬼、今回も出んの!?あと、龍だっ
  け!?アレ、誰??また後輩とかか??」
「え~っとねぇ……って、それは智くんでも駄
   目!!まだ話せない部分!!ウッカリ話しちゃうト
  コだった。」
「ウッカリしてくれてイイのに。」
智くんは雑談してても、手際良く野菜を細かく
刻んで、俺の鍋にポイポイって放り込む。
本当に智くんは何でも器用なんだなぁ、って改
めて感心した。
俺なんて一点集中しないと絶対無理なタイプだ
もん。
って
「熱ッッ!!」
指先にチリッと刺さる様な痛熱さに反射的に声
を挙げていた。
「翔くん、大丈夫か!?俺が油、跳ね上げちまっ
  たか!?」
「や、違くて……だ、大丈夫。ちょっと熱いのが
   跳ねて驚いただけだから。」
「平気かどうかは翔くんが決めるモンじゃねぇ
  よ。ちょっと見せてみろ。」
有無を言わせない強い口調で手を取られる。
「赤くはなってないみたいだけど……。」
「うん、ホント、大丈夫だから……。」
自分のドジさ加減が恥ずかしくて、智くんの手
から逃れようと手を引きかけた瞬間
「!!」
智くんの舌が、躊躇なく俺の指をペロリ、と舐
めた。
「ふぇっ!?な、何!??さ、智くん、だ、大丈夫だ
  からっっ。」
突然の事でビックリし過ぎて変な声、出た。
それも併せてめっちゃ恥ずかしくて俺は狼狽え
まくる。
智くんはそんな俺の1人葛藤なんか知る由もな
く、指先を癒してくれている。
……。
………。
…………。
アレ??何か……気恥ずかしくなるくらい長い……
気がするんだけど。
指先をペロリと舐めていたはずの舌が、何だか
ねっとりと絡み付いてきて、そのまま口に鍛え
られる。
舌を絡められながら指先を軽く吸われ、何か甘
噛みされて……俺の中で指先が指先じゃない、
まるで……と、淫らな妄想に今度こそ全身が音を
立てて沸騰しそうなほど熱を発し。
「やっ!!ホ、ホント、もぉイイからっ!!お陰様で
  治ったからっ!!」
自分でも分かるくらい明らかに上擦った声で不
自然に智くんと距離を取る。
智くん、ちょっと不機嫌な表情になった!?
でも、久々に触れられるのに、そんな想定外な
事されちゃったら俺も心の準備が間に合わない
から。
「念のため水で冷やしとけよ。」
言って蛇口をひねってくれるケド……何か智くん
の舌が触れた箇所を洗い流すのが勿体ない気持
ちになった。
……って、俺は変態さんかっ!?
「う、うん、そうだね。」
不埒な妄想を打ち消す様に俺は何度も頷いて指
先が委託なつくらい、キンキンに冷やしてしま
う俺って。

普段より時間はかかったけど、まぁそれ以降は
何もなく、無事に食卓を囲めて。
智くんのカレーは安定の美味しさで。
毎回味が変わるのに、毎回美味い。
これも芸術家の智くんだからこそなせる業なん
か、って感動したら、そんな大層なモンじゃね
ぇよ、って智くんが呆れた口調で笑っていた。
智くんのカレーと、旨味汁野菜と、あとつまみ
が数品、相葉くんから貰った焼酎をお湯と梅干
しで割ってチビチビ飲みながら、本当にくだら
ない事を話しては笑い合う。
久しぶりに会ったんだから、もっと実のある話
でもした方がイイのかな、とも思うけれど。
智くんとせっかく会えた久々の時間は楽しい、
気楽なものだけにしたかった。
きっと智くんもそれは同じで。
相変わらず自分からグイグイ話してくれる訳じ
ゃないけど、それが『智くん』らしい。
今、何か作品作ってるの、とか。
釣り、行けてる、とか。
最近キャンプした、とか。
俺の問いかけにフニャリとした柔らかい笑顔で、
それでも楽しそうに答えてくれる智くんを見る
だけでも俺は十分楽しいし、幸せだから。

まだ『嵐』に戻る気になれない??
智くんにとって『嵐』はもう重荷でしかない??
俺はまた智くんと、あの3人と、5人で『嵐』し
たいよ。

何度か出かけた言葉を飲み込む。
智くんを困らせたい訳でも苦しめたい訳でもな
いから。
貴重な時間を重い空気にしたくない、それが恋
人同士の時間なら尚の事。

「えっと、智くん今日はこの後……。」
「あぁ、ホテル取ってあるから。」
「え、あ。そ、そぅなんだ……。」
智くんからのあまりにもすげない答えに俺の心
があからさまにガッカリする。
いや、期待してた訳じゃないです、決してっっ!!

……嘘です、期待してました、実は大いに!!

だって今日は俺の誕生日の前日で!!
明日は俺の誕生日本番で!!
俺達、恋人同士なんですから、これでも一応。

ならさ、普段そんなに甘い雰囲気が苦手な俺達
でも、そりゃあさ、ちょっとは期待するじゃん!?
今日は離さない、とか、今夜はずっと一緒にい
よう、とか……自分でも乙女過ぎて羞恥甚だしい
妄想だけども!!
普段淡白な智くんでも、こ~ゆ~日には、って
どっかで期待はしちゃうじゃん!?

……結構ロマンティックでイチャイチャも嫌いじ
ゃない僕です……

きっと今、俺の肩は松潤の時に測った角度より
遥になでていると思う。
けど、久しぶりに会えた智くんに無理や我儘は
言いたくないし、俺との楽しい時間だけを持ち
帰って欲しいから。

「じゃあ……今夜ももう遅いからそろそろ……。」
「あぁ、そうだな。」
「じゃあ……また、ね。」
「じゃあ、行くか。」
「へっ!?」
「えっ!??」
「えっ!?えっ??い、行くって、智くん、何処
  に??」
「はぁ!?だって明日……もぉすぐ今日だけど翔
  くんの誕生日だろ!?仕事も夕方からだって言
  ってたし。一番最初に祝いたいし、それまで
  一緒にいたいからガラにもなく奮発してホテ
  ルのスイート、もぉ予約しちまったよ!?」
2人して互いの想定外の反応にワタワタする。
「だ、だって智くん、今日、普通だったじゃ
  ん!?別に俺の誕生日とか忘れてるかと思って
  た。」
「いくら俺でも大切な翔くんの誕生日、忘れ
  る訳ねぇだろ!?今日は誕生日じゃねぇし。翔
  くんと普通の時間も楽しみたかったから言う
  必要もねぇと思ってたんだよ。」
「や、で、でも、何かスイートとか、俺らっぽ
  くなくない??(照)」
「俺だって色々考えたけどさ。やっぱ普段会え
  ない分、会えた時に。それが特別な日だったら
  尚更ガラにもない事、しなくちゃって思うじゃ
  ん!?」
何かまるで今日が初めてです、ってくらい照れ
て、慌てふためいて、挙動不審な互いの態度に
だんだんおかしくなってくる。
「ふ、フハハハッ、何か、俺らお互いに遠慮し
  過ぎてて、何かおかしくなってるね。(笑)」
「なぁ、やっぱもっと頻繁に会わなきゃ調子狂
  うな。(笑)」
吹き出して、ひとしきり笑って、笑い過ぎて涙目
になった瞳で見つめ合って。
どちらからともなく唇を重ね合わせていた。
最初は軽く重ねる程度に、何度も離れては触れ、
を繰り返し。
智くんの舌先が物欲し気に俺の唇を舐めてくる
のを、唇を開いて受け入れた。
「翔くん、何か……我慢ばっかさせてゴメンな。
  俺の気持ちがまだ向かなくて……翔くんの一番
  望んでるモノ、与えてやれなくてゴメン……。」
それは智くんのせいじゃないのに苦しそうな表
情に俺の方からありったけの想いを込めて口付
ける。
「そんな事ない!!そんな事、言わないで!?確かに
  俺は『嵐』が一番だし、何よりも大切に思って
  るけど……でも智くんの事も大好きだし。自分の
  人生と同じくらい智くんの人生も大事にしたい
  と思ってるよ!?」
それは本当。
自分が1番に幸せでなくちゃ、絶対他者を幸せに
出来ないって、今の俺は思えてる。
だから、常に自分が楽しくいよう、ご機嫌でい
よう、HAPPYでいよう、って思ってるし。
その中で、メンバーや、ファンの人達も幸せに
出来る何かを考えてる。
それは誰かに我慢させるとか、無理させるとか、
辛い思いをさせてまで敢行する事じゃないと思
ってるから。
だからメンバー5人で、考えられる時に、行動出
来る時に、発信出来る時に、各々が各々の『表
現』でそれを届けられれば、それも『嵐』らしい
んじゃないかって。
「大丈夫だよ、智くん……俺も、みんなも分かっ
  てるし……大丈夫。それより、今日、覚えてて
  くれてありがとね。特別な事、してくれようと
  してくれてありがとう……恥ずかしいけど、嬉し
  いよ。」
照れ臭くて頬が上気してるのは自分でも理解し
てたけど、でも今はハッキリと言葉で智くんに
伝えなきゃいけないと思ったから。
真っ直ぐ見つめて、心から溢れる笑顔で伝えた。
「うん……ありがとな、翔くん……あ、誕生日、
  おめでとう。特別な日を俺と一緒に過ごしてく
  れてありがとう……。」
お互い、キュッと手を握り合った。

……笑って『今日』を祝おう……

【~終~】

お山さん💙❤️です、久々です。
お山さん派の皆様、お待たせして大変恐縮です🙏
今日から「翔ちゃん誕生日週間」で、毎日……
は流石に無理ですが、翔ちゃんダーリンと、翔
ちゃんのお誕生日前後の短編を乗せていこうと
思います✏️
やはりトップバッターは大野さんでした照れ
私の翔くんは、大野さんには無駄に乙女です。
(笑)
そんな1人空回って、慌てたり、照れたり、と
人間臭い、完璧じゃない翔くんを描きたい、と
思いました。
普段が翔くん担にとって『スパダリ過ぎる翔✨
櫻井❤️』なので( *´艸`)(笑)
等身大の、ドジだったり、1人で早合点したり、
と人間臭い、敢えて普通の人、として書かせて
貰いましたφ(..)
たぶん『櫻井翔』という器の中には輝くほどの、
描ききれないほどの魅力が沢山詰まっていると
思うので。
私の語彙力でその魅力がどこまで表現出来、ど
こまで伝わるかは分かりませんが、最大級の、
最上級の『愛飛び出すハート』を込めて書きたいと思いま
す✏️✨
さて、次回のダーリンはどなたでしょう??