※この作品は実在の人名が登場

 しますがあくまでも個人の妄想

 で、完全フィクションです❕

 またBL(ボーイズラブ)要素を含み

 ますのでご理解頂ける方のみ

 お読み下さい❕❕🙏❌

 ご理解頂けない方、

 BLの意味が判らない方はこの

 ままお戻り下さい🙇💦💦

また、こちらに初めていらした方は最初にこの

ページをお読み頂き、納得されたうえで『自己

責任』で読み進めてください🙅 


俺は実は結構『炬燵』好きな『炬燵派』で。

リビングでも、洋室でも、デザイン・間取り

関係なく、床暖なんてお洒落さは勿論欠片も

なくとも冬は俺は『炬燵』で暖を取りたい、

というのが本音だったりする。

きっと子供の頃のばあちゃんの想い出もある

からなのかな。

今年の冬は嘘だろぉみたいな“暑さ”と“寒さ”の

寒暖差が半端なくて流石にインナーで対策す

るのも難しくて。

そんな中、例の可愛い後輩4人組+1人が

「今年の東京ラスト、来て貰えそうですか??」

なんて微笑ましいお伺いをたててくれて。

俺としては勿論、かなり重要視していたイベ

ントだったから「絶対行くし!!」と二つ返事で

頷きたかったんだけど。

突然降って湧いた『占拠続編』で、その約束

も申し訳なくも叶わなくなってしまった。

そうしたら反対に「占拠される翔くんに“安全

地帯”差し入れまっす♪」つって、楽屋の和室

にもピッタリフィット。

“お1人様炬燵”を半分ノリで、半分本気で差し

入れてくれた。(きっと青鬼チョイスかと)

そんな中、彼らのドーム公演に数日経った今も

後ろ髪を引かれつつ、待ち時間の合間、俺も

炬燵に占拠されようと首までスッポリ入って

独特のぬくぬく感にホッコリと緊張の糸を緩

め、しばし微睡む。



「……ちゃん、翔ちゃん、寝ちゃった!?」

「こんな所で寝ると風邪ひくよ、翔くん。」

「まぁ最近の翔くん、頑張ってたかんなぁ。」

「炬燵の“魔力”には抗えないモノがあります

  からねぇ。(苦笑)」

大きな骨ばった手が少し乱暴に俺を揺する。

「えっ、あっ、……えっ……!?」

俺が瞳を開くととっても見知った、誰よりも

長い時間を共にした4人が呆れた微笑みで俺

を見つめている。

いる、けれど……アレ、何か変じゃね……!?

智くん、髪の毛、ツンツンだし、超茶髪だし。

相葉ちゃんもやっぱり茶髪のロン毛だし。

二ノなんかは髪のツンツンや茶髪も勿論だけ

ど、雰囲気までちょっとピリピリと尖った感。

反対に松潤は真っ黒なロン毛であの意思の強

い瞳が鳴りを潜めている。


……っ~か……みんな若くねぇ!?今、何年よ!??

何歳よ!??

てゆ~か、ここ、ドコっっ!??Σ( ̄□ ̄;)💥


俺が目を白黒させてプチパニックを起こして

いる事をすぐに察してくれた二ノが

「翔ちゃん、そんなに疲れちゃってたの!?い

  くら何でも焼きそば焼きながら寝る、は俺

  でも想定外よ!?」

苦笑しながら俺の手からフライ返しを奪って

焦げない様に焼きそばをかき混ぜてくれる。

「翔くん、疲れてるなら別の日にした方が

  良かった??」

心配そうに俺の顔を覗き込む松潤に、

「翔ちゃん、まだまだ若いんだから大丈夫!!

  だって、こっちは今日やんなきゃ意味、な

  いじゃん。」

相葉ちゃんが俺の頭をポンポンと軽く叩いて

キッチンに戻っていく。

「まぁなぁ~、12/31なんて年に一度しかね

  ぇかんなぁ。」

智くんがのほほんと溶けたチョコレートにバ

ナナを浸しながらふにゃりと笑う。


えっ、何でみんないるの!?てか若いの!?って、

俺の若いの!?

の前に、ここ、ドコっっ、いや、マジで!!

つか、12/31って何!?

俺、日テレの占拠中に炬燵でぬくぬくってた

んじゃねぇの!??


「え、つ~か……ち、ちょっと待って!??ここ、

  ドコ??てか、今、何年!??や、そもそも12/31

  って……あ!!紅白は!?カウントダウンはっっ!??」


12/31に俺達5人揃ってるなら、勿論紅白だっ

て、カウントダウンだってない筈がない。


慌てる俺に4人は顔を見合わせて。

一呼吸置いてから一斉に大笑いした。

「翔くん……いくら“夢”見るとしても、流石に

  その夢はでっか過ぎるって。(苦笑)」

「いや、翔ちゃん、どうせ見るならその夢は

  “初夢”まで取っておいてくださいよ。(笑)」

「まぁ出られるなら俺も出たいけどさぁ、ま

  だ俺らには『夢のまた夢』じゃん。(苦笑)」

「まぁ、夢はでっかいにこしたことはねぇけ

  ど、今は目の前にある事をコツコツと、だ

  な。」

笑う中にも4人の瞳には多少の悔しさや、何

時かという覚悟が滲んでいて。

何だろぅ……これは“夢”なんだよな……

普段は「結構鈍チンだよね」なんて揶揄され

る俺でも、今、自分が『若かりし頃の夢』を

見ている事だけは判断出来た。

だって俺ら、こんな時間、12/31に持った記

憶はない。

「ほら、潤くんと相葉さん、もぉお好み焼き

  出来たって。私もたこ焼き30個は作ったか

  ら流石に翔ちゃんも焼きそば、完成させて

  よ!?」

二ノがセカセカとたこ焼きを器用な手付きで

くるくる回していて。

「何か、チョコバナナとか、フルーツ飴って

  工作みてぇで面白ぇな。」

もなかで出来た皿に缶詰のミカンとパインと

チェリーを乗せて、上から水飴を垂らしてい

る智くんが満足そうに笑っている。

キッチンにいる相葉ちゃんと松潤の方からは

香ばしく焦げたソースの香り。

「えっと……何で俺ら、5人でこんな屋台みた

  いな事、してんの!?」

恐る恐る口を開くと、

「言い出しっぺの翔ちゃんが何言ってんのぉ!?」

鰹節とマヨネーズがたっぷりかかった、特大

お好み焼きを片手に呆れた声を出す。

「そこは翔ちゃんと相葉さんも、でしょう!?

  翔ちゃん1人のせいにしない。2人して「今年

  は5人で初詣がしたい。」から始まって「初

  詣なら屋台は欠かせない。」って流れになっ

  て、すっかり初詣から屋台の食い物話にすり

  変わっていったんでしょうよ。」

「そうそう、で、二ノが「初詣の屋台は金の亡

  者の陰謀だ。自分で作れば1/3の原価で食える。」

  ってなって、ならみんなで作ろうか、って話

  になったんじゃない。」

「で、どうせなら12/31に5人で集まって、屋

  台飯食って、雑魚寝して、初日の出見て、二

  度寝してから一緒に初詣行くか~、って流れ

  になったんだよなぁ。」

「そ、そうなんだ……。」

「えっ!?翔くん、まだボ~ッてしてる??ストー

  ブ暑い!?風邪気味とかじゃない!??」

人一倍心配性な松潤が大丈夫??って俺の顔を

覗き込む。


俺は今、どんな顔をしているんだろう……


俺はこれからの“俺達”を知っている

何が叶って、何を失って、何を掴んで、何を

諦めたのか……


「紅白」も「カウントダウン」も「夢のまた

夢」といっている彼らに俺達がこれから歩んで

いく道を教えてやりたい。

でも……この、まだどこか甘ったれた考えのま

ま、夢を熱く語る、この居心地の良い4人に変

わって欲しくない気持ちもあって。

「夢の中」だって分かっていても。

それでもこの4人に包まれていたい、離れたく

ない、このままでいたい!!……そう切望してしま

う自分勝手な俺が確かにいて。


俺ら……もっと、こ~ゆ~時間、作ってれば良

かったね……


懐かしい様な、愛おしい様な、込み上げる温

かく切ない感情が俺の目頭を熱くした。


「どした、翔くん。ホットプレートで手、火

  傷したか!?」

「嘘でしょ!?怪我しない様に翔ちゃんには敢

  えて“焼きそばかき混ぜ係”任命したのに。」

「俺、別に翔ちゃんに罪、擦り付けてないよ!?

  お陰で5人でこんな楽しい時間、持てたん

  じゃん!!」

「翔くん、大丈夫!?氷、持って来ようか??」

4つの温かな掌が俺の肩や背中に置かれ。

その温もりに益々涙が堪えきれなくなりそう

になる。

「や……大丈、夫……煙、煙が目にしみただけ

  ……。」

そう言ってみんなに隠す様に少し乱暴に手の

甲で目を擦った。


その反動でなのか、数十年前の俺の意識と、

今の俺の意識がリンクする。

背中にある温もりはそのままに。


「……ん……っ。」

「ゴメン、起こした!?いくら炬燵でも、流石

  に風邪ひくと思って……。」

声の方を振り向くと、今まで目の前にいた彼

が、今の姿で俺の隣に寄り添っていた。

俺の31.2度……から32.3度に成長したなで肩に

は彼の香りのアウターがかけられていて。

「え……っ、と……何で……!?」

夢の中で彼に会えた事は理解出来ても、現実

の12/31、まさか『リアルの彼』と、占拠中

の俺が会えるとは思っていなかったから、素

直に疑問を投げ掛ける。

「ふふっ、『陣中見舞い』。」

彼は優しい瞳と、蕩ける様な微笑みで俺の頬

を優しく撫でる。

「たぶん、この時期、絶対占拠されてると思

  ったから。(笑)お疲れ様、って言いたかった

  のと。」

まだ夢見心地の俺の額に優しく唇を落とした

後。

顎をクイッて指先で上向かせられて外気で冷

えた、それでも最愛の唇が俺の唇を塞ぐ。

「今年最後で、来年一番に“恋人”の顔、見た

  かったら来ちゃった。」

柄にもない言葉を囁いている事を自覚してい

るらしく、彼の頬も仄かに赤い。


フワリ


俺の鼻腔を温かな、甘い、優しい香りが擽る。


「それ……。」

幸せ過ぎた夢の延長を見せられている心地の

中、まだハッキリとしない意識で尋ねると。

「あぁ、これ、そんな喜ばれる代物とは思っ

  てないケドね。きっと初詣だからだよね、

  屋台出てたから思わず買っちゃった。(笑)

  “ベビーカステラ”。」

目の前にカサリ、と素っ気ない茶色の紙袋

が置かれる。

「何か初詣の屋台って無駄にウキウキしち

  ゃわない!?昔、嵐で初詣一緒に行きたいね、

  って。初詣行くならやっぱり屋台でしょ、

  なんて会話、思い出して、さ。」

これだけじゃ口の中の水分、持って行かれる

から、って、某有名コーヒーチェーン店のカ

ップも一緒に置かれる。

きっと俺仕様の、無糖のカフェオレ。

「本当にお疲れ様。気持ち良さそうに微睡ん

  でいたのに起こしてゴメンね。」

と、心からの嘘偽りない労いの言葉をくれる

彼。

夢の中でも、現実でも。

彼の存在に、愛に、優しさに支えられている

から俺はこんなに無茶出来るんだな、と改め

て思えた。

「撮影、あとどれくらいで終わりそうなの??」

「ん~、あと3シーン撮ったら今日は終わり。」

「そう、じゃあその後はゆっくり休んで……。」

「その後、改めて会えない、かな!?出来れば

  一緒に初詣行きたいし……その後、一緒に……

  いたい……。」

彼の気遣わし気な言葉と。

俺の願望が重なったのはほぼ同時で。

「だって……流石に連日連夜の撮影で疲れて

  るでしょ!?無理、させたくないし……休める

  時に休んでよ。」

俺の希望が彼の想定外だったのか、心底焦っ

た様に俺に休め、と進言する彼に。

ボソリ、と「他に予定入ってんのかよ……それ

って俺より大切な相手……??」普段なら絶対相

手を束縛する様な、試す様な言い方はしない

様に心掛けているつもりだけれど。

夢の内容に引き摺られて、若くてヤンチャな

俺が顔を覗かせてしまう。

あまりにも温かくて、懐かしくて、離れ難い

夢だったから。

このまま1人で、現実の世界に放り出されたく

なかった、という気持ち。

まず言わないだろう俺の台詞に彼は少し驚い

た表情で瞳を見開いてから……

「そんな訳、ないじゃん。俺に占拠させてく

  れる時間をくれるなら、俺は何時でも嬉しい

  の、分かってるクセに……。」

極上の微笑みで、今度は深々と唇を重ねてく

る。

その大人びた、情熱的な口付けからは不似合

いな。

甘い甘い、懐かしい香りの、ほんわりと優し

い、ベビーカステラの味がした。


【~終~】


明けましておめでとうございます🎍✨

昨年中は本当にお世話になりました。

今年も宜しくお願い致します照れ

と、また改めて昨年の御挨拶、振り返り、今

年の御挨拶、抱負などは語らせて頂きますが。

このお話しは、私が12/31、嵐の映画に行く前

に神社に御礼参拝をした帰りの道中で降って

きました。(雨にも降られましたけども笑い泣き)

初詣=屋台、何だかコロナ後、こんな浮き足

だった参拝道中は久々で。

微笑ましく、浮き立つ心で、準備中の屋台を

眺めながら神社に向かいました。

途中、嵐さんの「WISH」を流していた屋台も

あり💙❤️💚💛💜

今の彼らは兎も角、昔の、やんちゃで、少年

ぽくて、楽しい事が大好きで、ノリの良い彼

らなら、こ~ゆ~初詣の屋台って好きなのか

な、って……そして本来なら有り得ないキャベ

ツのみの具材の、味の薄っすい焼きそばが800円

とか初詣価格にワチャワチャ言いながら、

「なら、いっそ俺らで作っちゃわね!?(。・`з・)ノ」

になりそうかな、と、思いを馳せました。

私はちょうど神社参拝が終わってから雨に見舞

われたのですが、嵐ネタ妄想しながらそれなり

の雨に降られて尚、今も雨にも負ける事なく、

まだ風邪ひいてません🤣(笑)

心も体も温まる『嵐💙❤️💚💛💜』最高飛び出すハート

また別口で『私事徒然』は書かせて頂きます✏️


地震の被害に遭われた地域の皆様の御無事と

被害が少ない事を心から祈りつつ🙏