「DreamX'P KU=KU」 307年7月 発売 約3250万台
(ドリームクロスポータブル・クク)
未曾有の名機こと「Dream X GPP」発売から32年。
このハードの発売は、ある重大な意味を持っていた。
307年、DreamX'P KU=KU = DXPKK の発表会見において
HASE-Xが、とある発表を行う。
「KU=KUシリーズを、次回作KU=KU100で、終了とする」
KU=KUシリーズは、10年1月にSFC(スーパーファミオン)にて第1作が発売され
その後300年もの間、HASE-Xを常に支え続けて来た、格闘ゲームであった。
そのシリーズの300年間の栄光を称え、このハードは生まれた。
機能的には、「Dream X GPP」とさほど変わらない今ハード
結局、KU=KU100を見届けた後、ひっそりと次機への世代交代を果たすコトとなる。
特筆すべきは、その現役年月の短さだ
当時現役が短いハードとして言われていたGPPAGよりも更に短い6年間
そして作品数は19作と、GPP、GPに次ぐ数である。
最高売上は
「308年7月 君との出愛。11 DXPKK 1億3403万本」
それでも尚、1億3000万本を越える数字を叩き出すのが
DXGPPをベースに持つ、ハードの強さとも言えよう。
「GAMES of P DX2」 313年11月 発売 約3200万台
(ゲームスオブポータブル・ディーエックスツー)
DXPKKの後継機として、DXGPPを改良し、販売された今作。
そして、その発表会見で、またも重要な発表が行われる
それが
「全1000作品を以って、HASE-Xは営業を終了する」
全世界のメディアが報じ、世界中の人々がその報道に驚愕した
KU=KUが終わったHASE-Xは、いよいよ末期へと突入する。
本来、このGPDX2で最終ハードとするつもりでいたHASE-Xであったが
この頃になると、今作の性能がDXGPPと似ている事も作用し、格安の互換機などが一気に流出し
思うよりハードの売上が伸びず、次機を最終ハードとする決定を下す
HASE-X末期という事もあり
CROSS of DX、卒業びより、君との出愛。、きのこマン
そして、ドラム体感ゲーム「タンタカドラム音」シリーズ
野球育成ゲーム「逆境ナイス」シリーズといった
多種多様なジャンルのゲームがシリーズとして発売され
その技術を如何無く、ソフトに注力される事になる。。。
「GAMESofP final」 324年12月 発売 約4350万台
HASE-Xの最終章の火蓋は切って落とされた
「GPPNX」「DXGPP」を遥かに越え、生きる伝説と呼ばれた
このゲーム発展国++における、「ゲームの最終形態」の産声と共に。
(ゲームスオブポータブル・ファイナル)
略称GPF
歴代GP~GPDX2までの全ソフトの互換、及び高解像度化。
体感用神経感知システム、データ識別保管システム 等
DXGPPをベースに、その仕様を最大限まで引き上げ
CPUであるバナナチップを5個搭載してのマルチ演算のアップグレード。
そして、ハード価格の格安化。
これによる売上は、ハード売上の歴史を大きく塗り替える事となる
4366万台。オシリーヌPOKETでも2200万台程度、倍程の差がある。
史上空前の大ヒット、まさに優秀の美。
引退試合にサヨナラホームランといったところか。
さて、そんな名機から、駄作など生まれるハズも無かった。
さっそくランキングを揺るがすヒット作が飛び出す
「325年11月 卒業びより・桜 GPF 1億4319万本」
「325年6月 CROSS of DX Ⅶ GPF 1億3918万本」
続いて、200年戦士である「きのこマン」が2位にランクイン
見て解る通り、たった4週で1億本を越えるという、脅威の売上スピード
散る線香花火は、最後に大きく燃える。
まさにそんな様なHASE-Xの快進撃、いや集大成とも言えようか。
「326年12月 包莖きのこマン GPF 1億6204万本」
そして、その後も1億本タイトルを続出させるGPF
HASE-X社員総出で、手厚くソフトを丁寧に仕上げる。
そんな中、不意にその日は訪れるのであった。
50年の記録を打ち破る瞬間である。。。
冒険アクションRPG「黒龍の伝説」シリーズ第2作
MARK THE RATより受け継がれて来た、「RPG」の全ての集大成
「330年6月 黒龍の伝説・真 GPF 1億7332万本」
この作品の登場により、新ミラQの王座は陥落する。
・・・・・。
・・・・・・・・・・・。
しかし、物語はそこで終わりでは無かった
HASE-Xが持ち続けて来た強み
「RPG」「格闘(KU=KU)」「キャラモノ」そして、、、、
恋愛もの。
333年12月
卒業びより涙色 GPF
1億9437万本
こうして、333年の月日を経て
恐らく、今後達成される事は無いであろう記録は打ち立てられた
2億本に届く事は無かったが
「HASE-X最後の鉄拳」と呼ばれたこの快進撃は
最終作、1000作目
「339年11月 サヨナラきのこマン GPF 1億3873万本」
で幕を閉じる事となる。
ちなみに、単作品で最も売り上げた
「339年3月 明日は学園祭! GPF 1億4058万本」
も、同年、998作目、歴代売上21位に入っている。
最終的なランキングはコチラ
1位 333年12月 卒業びより涙色 GPF 1億9437万本
2位 330年6月 黒龍の伝説・真 GPF 1億7332万本
3位 280年12月 新ミラクル Qエスチョン DXGPP 1億6309万本
4位 326年12月 包莖きのこマン GPF 1億6204万本
5位 328年6月 卒業びよりXmas GPF 1億6071万本
6位 338年12月 大好き竹達彩奈 GPF 1億5908万本
7位 335年7月 大好き矢島舞美 GPF 1億5814万本
8位 333年7月 黒龍の伝説・檄 GPF 1億5783万本
9位 334年11月 CROSS of DX Ⅹ GPF 1億5533万本
10位 332年12月 逆境ナイス終る GPF 1億5407万本
新ミラQ以外全てがGPFと、今までの記録を圧倒的スピードで塗り替えた事が伺える
如何だっただろうか。
これが、340年、全1000作、最高売上約2億本という
ゲーム発展国++における金字塔を打ち立てた
(株)HASE-Xのハードの歴史である