通信制高校サポート校に入学した息子です。
息子の今までの詳細は一番下にリンクをはるので
はじめましての方で興味のある方は読んでみて
ください。
おはようございます
心理療法、初回面接の様子を書きます。
最初は困りごとの状況を伝え、困りごとの
成り立ちを明らかにして今後の進め方、
方針を決めていくそうです。今の時点では
認知行動療法をするとは決まってません。
どの心理療法がいいかを検討します。
心理士さんは、申込書(困りごとが記入されている)
紹介してくれた心理士さん作成の情報提供書、ドクター
からの診療情報提供書、中1に受けたウィスクの結果、
私がエクセルで作った息子の経過がわかる年表が手元にある
状態です。
今回の1時間は嘔吐恐怖症にテーマを絞った形で
息子の状況を話し合いました。心理士さんの
質問に息子がこたえる形です。
嘔吐関係の話が苦手な方は読まないほうが
いいかもしれません。
ほんわか柔らかい感じの女性で、淡々と
している心理士さんでした。息子にあって
いる気がしました。
ですが、初対面で最初の方は全く心理士さん
のほうを見ないで目を合わさず、小さな声で
ポツリポツリと話します。警戒してるのが
わかります前回のT心理士より、強い警戒感
が伝わってきました。
👩💼「前回のT心理士と話した感想は?
話してどうだった?」
「変わった感覚はなかった。
でも、悩み事の整理はできました。」
(息子手厳しい1回のカウンセリングでは劇的に
変わらないですよね。)
ここでなぜT心理士のところへ行ったかを
説明します。(T心理士が書いた本を親子で
読んだのがきっかけ)
👩💼「わかりやすく話すね。
困りごとの中でNo.1は嘔吐恐怖かな?
この単語を聞いたり、話したりする
ことは今は大丈夫?」
「嘔吐恐怖に気づいた小5の頃は口に
することも聞くことも無理だったけど、
今はまあ大丈夫です。
嘔吐することを考えると怖い、口に
食べ物を入れるのも怖い」
👩💼「きっかけは何だったかな。」
「テレビだったり・・・
先生だけに話してもいいですか。」
私、15分間待合室に行き、部屋に戻りました。
息子は自分が完璧主義だと話したとのこと。
👩💼「吐いたらどうなるの?
何が怖い?」
「布団を汚したくない。吐いた場所がトイレ
だったらトイレが嫌な場所になる。感染症
も怖い。自宅以外のトイレはなるべく入らない
ようにしてるが、高校に行くようになって
最近はトイレの抵抗感が減ってきてる。
安心できる場所が汚れるのが嫌。一度
汚れたら元通りにならない気がしてる。」
👩💼「トイレに抵抗感が減ってるのは
どうしようもなくなれば腹をくくる
ことができたってこと?」
「・・・」
👩💼「食事の状況を教えてくれる?」
「ひとりで食べる。食べてる感覚が好きで
ないから、食べてることを忘れるために
動画を見ながら食べている。
嘔吐のリスクが上がるから胃の中を空っぽ
にしておきたい。吐いた時に胃液だけの
ほうがましだと思ってる。学校では食べない。
電車に乗る時は、朝、りんごしか食べない。
汚さないために胃の中身を少なくする。
そして自分は鍋は絶対に食べない。」
👩💼「リスクマネジメントをたくさんしてるんだね。
今回のカウンセリングを通してどんな生活
にしたい?希望は?」
「嘔吐に対して抵抗感が消えるといい。
嘔吐しても大丈夫な生活。」
👩💼「それってどういうこと?」
「吐くことを気にしなくなる。
明日、明後日には忘れているようになりたい。」
👩💼「そういう気持ちになるためにはどうすれば
いいと思う?」
「気持ち悪くなった時に『まあいいや』
となればいい。大勢がいる場所でも
『しょうがない。自分は悪くない。』
となればと思ってる。」
長くなったので次回に続きます。