コンピュータ将棋選手権の二次予選で新参者がponanzaを破ったと話題になっていますね

そちらの棋譜も今後検討したいと思っています


初手から以下
▲7六歩 △6二銀 ▲7八飛 △4二玉
▲7五歩 △1四歩▲1六歩 △3四歩
▲6六歩 △8四歩 ▲4八玉 △3二銀
▲6八銀 △6四歩 ▲6七銀 △6三銀
▲3八銀 △5二金右▲3九玉 △8五歩
▲7六飛 △5四銀

今回はまた違うponanza流を紹介

腰掛け銀ですが、7筋がノーガードで恐いですよね?
でも▲74歩といくのは
△同歩▲同飛△73歩▲76飛
△65銀▲78飛△74銀▲77角
△65歩
が成立しそう

これはこれで一局なのでしょうが、しつこく角交換迫られそうで気持ち悪いです

他には▲74歩に△72飛や72金も状況によって成立するので頭の中に入れておいて損はないです


実戦は▲74歩に代えて
▲7七桂 △6三金▲9六歩 △3一玉
▲5八金左 △3三角 ▲9七角 △2四歩
▲4六歩 △2二玉 ▲5六銀

この▲56銀が疑問手、もしかしたら敗着って聞いたら驚きます?
ですがね…


△5五銀!

いきなり銀をぶつける手がありました

▲同銀△同角▲47金は△67銀でしびれます
適当な4六の歩を守る手段がないのです


▲6七銀 △4六銀▲6五歩 △同歩
▲7四歩 △同歩 ▲4六飛 △7七角成

銀を取って飛車をさばきますが、代償として桂を取られて馬も作られては後手が有利に立ちました


▲6四銀 △8三飛 ▲6三銀不成 △同飛
▲6四金打△6一飛▲5三金 △5五銀

△55銀が飛車取りかつ66歩を見せた好打でした

▲43飛成は△同銀▲同金△48歩が痛いのでやれないでしょうね


▲4八飛 △6六歩 ▲5六銀 △同銀
▲同歩 △6七歩成 ▲6二歩

飛車取りですが…


△5八と ▲同金 △5七歩▲同金
△5九銀 ▲4六飛 △6八馬 ▲5八銀打
△6五桂
まで後手の勝ち


一切守りの手は指さずに完勝

おそらく先手は駒組みからおかしかったのかなと
でも、それを的確に咎めるponanzaがスゴいのですが



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