こんばんは🍀

アデリウスです😊


プロフィール


私は長年看護師として働いてきて

患者さんとのふれあいの中で

沢山沢山

患者さんに愛を頂き

人間の強さというものを見せて

頂きました




新人だった頃は

点滴一つも

ドキドキして上手くいかず

「今日の点滴係は◯◯さんだ❗」

「うわ~、やだね」

と患者さん達が言ってるのを聞いて

泣きそうになったりしましたが


可愛がってくれる患者さんや

ご家族もいて

私が病室に行くと

「持っていきなさい」

とジュースやお菓子をくれる方も

いました

患者さんに物を頂いては

いけない決まりなので

丁重にお断りすると

「だったら、ここで飲んでいきなさい

 さあ、早く早く」

と言われ、断りきれず

先輩に隠れるように

病室で、ムセそうになりながら

ジュースをイッキ飲みしたのも

いい思い出です




ある時

谷へ転落し

大ケガをされた患者さんが運ばれてきました


その方ははじめ

全く自分では

動く事が出来なかったのですが

リハビリをものすごく頑張られて

段々車椅子等で

移動出来るようになりました




そんなある日

私が夜勤で病室を訪れると

患者さんは私に

「こんな風になってしまい、つらい」

とご自分のつらい胸のうちを

打ち明けて下さいました

お話を聞いているうちに

私も涙が出てきてしまい

(看護師が一緒に泣いていては
ダメなんですが)

「つらいですよね」と手を握って

一緒に泣いてしまいました




その後その患者さんは退院されたのですが

外来受診の時に

私に会いに来てくれました。



驚いたことに

その方は

杖を使って歩けるようになっていました‼️

そして、とてもうれしそうに

私の前を

何度も何度も

歩いて見せてくれました

私はうれしくて、うれしくて

「◯◯さん、すごい‼️」と声をあげました

(そして、又泣きそうになりました)



そしてその時

その患者さんがこう言ってくれたんです


「あなたに、一緒に泣いてもらったことは

一生忘れません。うれしかった。

ありがとう」と。



そして、私にとてもかわいい

真っ赤なポーチをプレゼントしてくれました

本当は、お断りするべきなのですが

その方が

私のために選んでくれた事が

ありがたくて

とてもうれしくて

「ありがとうございますお願い」と言って

受けとりました




その後も仕事で

上手くいかず

落ち込む事が沢山ありましたが

私の部屋に宝物として

飾っている真っ赤なポーチを見ると

「私にも出来る事があるはず」

と、勇気が出ました




その後

色々な部署での勤務を経験したのですが

内科での勤務が

私には一番印象に残りました



その病棟は

闘病の末、亡くなる方が多かったのですが

人間というのは

最後の最後まで

自分らしく生きようと

されるものだなと感じました


痛みがあっても、フラフラになっても

なんとか自分でトイレに行こうとする

自分で出来ることを少しでも

最後まで自分でやりたいと願う

私が逆の立場だったら、出来るだろうか?

そう思い

そんな方々を

心から尊敬していました




患者さんが亡くなられた後

ご家族と会われた後に

看護師は患者さんのお体をきれいにし

退院の準備をします

その際

私が毎回やっていたことがあります


それは

「おつかれさまでした」

と頭を下げ


「よく頑張られましたね」

「ゆっくり休んで下さいね」

と顔を撫で

声をかけながら

お体をきれいにし

退院の準備をさせて頂くということ



私よりご年配の方が多かったのですが

その方々の

それまでの頑張りを見てきて

ついそのように声をかけたくなったからです



その時は私自身

スピリチュアルの事はあまり

詳しくありませんでしたが

「死は終わりではなくあらたな旅立ち」

というふうに思っていました


その旅立ちの時に

私なりに敬意を示したいと思ったのです




スピリチュアルを学んで

魂や宇宙のこと等も知って

人間の一生

生き方についても

私なりの捉え方が

出来るようになりました



でも

やはり

人間の生きようとする力

人とのふれあい

そういうものを思い返すと


「人間ってすごい」

「人間って、いとおしい」

「いろいろ教えて下さってありがとう」

という気持ちになります


そして

人間としての

自分自身の可能性も

感じるのです



私は最近まで

自分のことを

ずっと「人間のことが苦手」と

思っていましたが



どうやら

違ったみたいです😊