そぅ…確か面接の時に
『簡単なテストをします』と言われて…
お釣りはいくらに
なるか?
みたいな計算問題が
100問、
15分で出来るとこまでやってみて下さいと…

10分掛けずに
全問終わったのは
覚えてるけど、

『テスト結果は合否に関係ない』

と言われたので
別に気にしてなかった。

そっか~満点かぁ~
やるなぁ自分♪
とか思っていたら

マネージャーから
『聞いてる?』
と言われ我に返った。

『みんな楽しみに
ってのは、ここの
フロアもだけど
食品マネと衣料マネも
だよ~。
どのフロアも人手不足で募集かけたけど
なかなかね…。
だから満点ちゃんの
争奪戦になったんだけど、希望が家庭用品課
だったから私の勝ち~♪って勝ち負けじゃないけどね。
みんな満点ちゃんに
期待してるって事!』

な~んて背中をバンっと叩かれたけど…



変なプレッシャー
かけないでくださいよぉ~と苦笑するしかないわたし…。

思わず口から出そうに
なったツッコミを
喉まで戻して、
わたしも自己紹介をし、深々とおじぎ…
顔を上げながら
喉元にあったツッコミを敬語へと変換し
言葉を続けました。

「あの~満点ちゃんて
何でしょうか?
みんなって?
ここのフロアの
方々ですか?」

マネージャーは
笑顔で説明して
くれました。

『面接の時のテスト…
100点満点だったんだよ!!!
今までで満点取ったの
1人だけで、
しかも短時間
で解いたんでしょう~、庶務課長が
びっくりしてたよ!!』

薄暗いバックヤード…

えっ?こんな所に
連れてきて
佐藤マネージャーは
わたしにナニを
するつもり???

とゆう心の声が
こだまする中
いきなり視界が
明るくなり…
着いた先は
従業員用階段でした。

そこにはポツンと
練習用レジが
置いてありました。

あぁ…レジの練習か…
ですよね~と思い
ふと佐藤マネージャーを見ると…
マネージャーもわたしを見ていて
最初に発した言葉が

『ねぇ~血液型、何型?』でした。

「A型です」

はぁ?と思いながらも
条件反射のように
そう答えていました。

するとマネージャーは

『私も同じ~良かった』
と、訳のわからない
わたしをよそに
一人満足げに微笑んで
いました。

そしてハッと
思い出したように

『自己紹介してなかったね。
私は家庭用品課フロアマネージャーをしている
佐藤あつ子です。
よろしくね♪
満点ちゃんが来るの
みんな楽しみにしてたんだよ~』と…。

え~…心の中でツッこんでいいっス?
満点ちゃんてナニ?
みんなってダレ?