今年の4月10日に、豊岡劇場で「ゴヤの名画とやさしい泥棒」という映画を完賞。

 

3月13日に、ヒョウゴトラバースⅡを開始し、その五日目の4月10日に立ち寄った。

SS18きっぷで豊岡駅を下車し、徒歩で向かった。

ちなみに「Ⅰ」は今年の7月17日に完結となった。

 

劇場は2012年3月31日に閉館となったが、14年の12月に再開となった。

閉館前に2,3度観に来ているが、再開後は初めてとなる。

そして、今年の8月31日で休館となるとのこと。

 

場所は分かっているつもりだったが、あると思っていたところになくて、ウロウロした後にようやく見つけた。

上映開始時間ギリギリに入館した。

 

タクシー運転手のケンプトンが、ロンドン・ナショナルギャラリーから「ウェリントン公爵」という絵を盗み出す。

 

ただのおっちゃんが盗んだのに、当局は国際犯罪組織の犯行だ、なんてことをテレビで発表する。

ケンプトンは、絵の返却の条件に、高齢者の公共放送の受信料を無料にせよと要求する。

 

なんか、日本でもそういう事を言っている政党があったけど、まさか、この映画を観てマネをしているのでは・・・。いや、そんなことはないだろう。あくまで「正当」な主張なのだろう。

 

途中でちょっとだけ眠ってしまったが、そんなに難しい話ではないので、だいたいの筋は理解できた。分かりにくいところもあったけど。

 

自分の勤め先や世間に対して、堂々と思いを主張するケンプトンがカッコいいと思うと同時に、欧米人らしいなという気がした。

 

話しは変わって、昨日のニュースで小倉の火事で映画館も焼けてしまったという。

昭和館というそのものずばりな名前の劇場だった。

2011年の正月に訪れて、「ちょんまげぷりん」という作品を観た。

 

また、今年の7月29日に閉館になったという岩波ホール。

何年前か分からないけど、東京に映画を観るために出陣した際に立ち寄った。

 

閉館前にもう一度、東京まで出陣して観に行きたかったが、結局行かなかった。

 

いい映画館が次々となくなっていくのが、残念だ。