乳液編:心理学・交流分析:ゲーム分析3月13日
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ゲームとは交流分析では、嫌な裏面的交流をさします。
ゲームの会話事例
A「とても、今度の仕事出来ない。」
B「大丈夫、きっとあなたなら出来るわ。」
A「無理よ。私はバカだし、いつも運が悪いの。いつも押し付けられるの。」
B「そんなことないわ。あなたは優秀よ。この仕事をやり遂げたらあなたの評価は上がるわよ。」
A「時間的にも無理よ。私ばかり忙しい思いをして、損をする人生です。」
B「私に出来る事を手伝うわ。あなたにチャレンジしてほしいの。」
A「あの仕事は専門知識が必要なの。だから他の人では効率が悪いのです。」
B「・・・・・」
A「どうせ私なんかに出来ないのに、仕事を押し付けられて割の合わない人生を送るのです。」
B「・・・・・」
A「これ以上仕事を押し付けられるなら、会社辞める!」
B「あの仕事出来る人はあなたしかいないから、今辞められては困るの。」
B「そして、本当に嫌なら、無理に退職を止める事は出来ないけど、辞めて欲しくないの。」
A「あの人からあの仕事を押し付けられるなら辞める。」
B「その気持ちはわかるけど・・あの人に注意しても・・・」
これはAのNP:お母さんとBのAC:従順な子供との間での会話のように見えます。
その裏ではAのNP:お母さんとBのAC:従順な子供:CP:厳しいお父さんの会話があります。
判断基準はどんな感情で話しているかです。
この事例設定はAが本当は、私を認めて、褒めて、慰めてとの
メッセージをAC:従順な子供から出し
あの人をどうにかして私が辞めたら困るでしょ。
だからこれ以上仕事を増やさないで! =
あの人の私に対しての言い方・扱い方がおかしい。あなたがどうにかすべきでしょ。
せめて、あの人に注意するか、私の正当性を伝えてほしい。
とメッセージをCP:お父さんから出して、
Bは途中から、NP:から、AC:従順な子供に代わってきた設定にしてあります。
もしも、この時の感情の出処が違うとこの矢印は違います。
Aは伝えたいメッセージを、理論的に伝えられずに、
無意識に形を変えて伝えたのです。
Aさんの問題は仕事ではなく、「あの人」なのです。
そして外から見た問題はAさんの対人パターンです。
Aさん自身が感情に惑わされずに何を伝えたいか、
目的をはっきり自覚する事によりパターンが変わります。
★幸運力UPの糸口
事実でなく正論でなく、人は、感情で動きます。
あなたはどんな感情をプラスしたら、
「嫌だと思う仕事」を少しだけ心地よくできますか?
方向性は二つ
1・得られる目的:成功した時の感動! 〇〇さんに認められた時の感動!
2・安心安全の場の認識:出来ると思える感情。安心恐れのない感情。
伝え方を知って安全性を高める方法もあります。
そして、今回の場合、1と2にプラス、
A「無理よ。私はバカだし、いつも運が悪いの。いつも押し付けられるの。」
の後に、「そうだね、運が悪い、押し付られている。とあなたは感じているのね。」と
Aさんの意見をそのまま復唱して、
B「あなたばかり忙しい思いをして、損をする人生でも、
仕事ができなくてもいいじゃないの。
あなたはこの会社にいるのだから、あなたを私は仲間と思っているから、」
B「そして、本当に嫌なら、無理に退職を止める事は出来ないけど、
辞めて欲しくないの。」
B「そして、あの人への感情とは別に、あなたはどうしたいの?」
B「この場合、どうすればいいか、感情とは切り離して、
あなたの最善の判断を教えて、どう考えているの。」
たまにはA:成人を使う事もするとパターンが変わります。
だたし、その前に相手を受け止めるNP:お母さんも必要です。
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とAで伝えたらどうでしょうか?