念願の観劇を果たしてまいりました。

観劇したら感想文を書くぞと勝手に張り切っていたのですが、なんとも難しい。

今回は、あまりミーハーな感想はないような気がします。

哀しいお話だからか、どうしてこうなってしまったんだろう、それぞれの登場人物はどんな気持ちでこの結末を受け入れたんだろう、と観終わった後からずっと考えています。

まぁ、娘が周りの方の観劇のご迷惑にならないかずっと気を張っていて、お芝居の世界に思い切り入り込めなかったというのもあるかもしれませんが、どうして、他に方法はなかったのか、考え込んでしまっています。

基本的にハッピーエンドが好きなので、例え話の流れにムリがあっても、ハッピーエンドなら
「あぁよかった、楽しかったー」で幸せに終わるんですけど、今回のパターンは初めてで、自分でも不思議な感覚です。

評判で聞いていた号泣ということもなく、私は元々涙もろいので、泣いたシーンはあるんですけど、とにかくすごく考え続けているんです。

すごく評判のいい舞台のようですが、私は大絶賛というより、観劇後2日経っても頭の中を色んなことがグルグルしていて、自分の中で消化しきれていないみたいで、評価なんておこがましいんですけど、自分の中での評価というのが難しい。

でも、観劇後こんなに心に引っかかる作品は初めてで、それはそれですごいことなんじゃないかとも思っています。

一つ今の時点で思うのは、宝塚歌劇で和物を観るのが初めてだったんですけど、日本での出来事だということが大きいのかもしれません。

例えばベルばらもフランス革命がでてきて、庶民が政府に刃向かう訳ですが、金髪の人が「シトワイヤン!」とか「パンがない」って言ってるのを見るのと、
日本人が、しかも馴染みある九州弁で「米がない」って言ってるのを聞くのとでは思い入れが違うのかな、みたいな…

とりあえず、「タカラヅカを観た♡」っていうハッピーな気分があまりないのは残念と言えば残念ですが、今のこの感覚を大切に、思ったことを書いていきたいと思います。