漠然と付き合ったという事実だけが残っていて
そこから1週間経っても
2週間経っても何の進展もなかった
1日に2.3通のやり取りがあって
電話は1度もすることはなかった
私も仕事が始まってから忙しくって彼も忙しそうで
それでもなんとか
会う約束を決めようと誘ってみたりもしたけど
彼は
[終電がなくなっちゃうから無理だね]
と返事を返してきて
(ああ、私には興味が無いんだな)
(そりゃそうだよなお互い知らずに付き合ったし)
(それでも少しも会いたいとは思ってくれなかったか)
色んな想いを巡らせては、悩んで考えてたっけ
そういえば初めて2人で会った日彼は私に
「今まで恋愛が上手くいったことが無くて不安
だけど頑張りたいって思う。 分からないから俺
もしなんかあったら言って欲しいな」
なんて言ってた
彼の最後の恋は2年前だったらしい
別れた理由は喧嘩別れで
(だとしてもだよな〜)
そして私はその日大いに酒を体内に流し込んだ
(今日はリフレッシュするんだ)
(1ヶ月まだ終わってないし大丈夫)
(私達は、付き合っている大丈夫)
(これは彼氏と彼女じゃない大丈夫じゃない)
(一目惚れって綺麗な言葉ではあるけど…そう上手く行かないんだな)
(私の5年ぶりの恋はこれで終わりか〜)
気付くとお店も閉店時間で
よく飲みに行く店で1人カウンターに座りながら
ぼーっと時計を眺めていた
(あと5分、返事がなかったらもう終わりにしよう)
おみくじみたいな感覚で
はたまた、賭け事のように私はポケットの中の携帯を
握りしめて5分間時計を見ていた
「3ちゃんさ〜なんか今日ボーッとしすぎじゃない?
あんまり男で悩むのはよしな?3ちゃんが苦労するのとか見たく無いからさ〜」
横でマスターが私に声をかけてくる
あと1分
「マスターお会計お願いします!終了しました。」
[ごめん、もう終わりにしよう。]
私が送った文章貴方はきっと
うん、分かったって返すだろう
私が切り出さなければダラダラと続いてたかも
しれないし、これで良かった事にしよう
お店を出る時私はもう右も左も分からなくなる
位にお酒に酔っていてそれでもまだ
貴方が隣にいてくれたらなと思ったんだった
