おうし座・ゼウス側の物語(続き)



イラストはタロットカード、ペンタクルのキング

おうし座に対応しているカードです




おうし座の物語続き(ゼウス側)


エウロペをさらった白い牡牛の正体は、大神ゼウスでした🐂


ゼウスは天を支配する神。


雷を起こしたり、空を思うままにできるし、


自分もどんな姿にも変えられます。



そんなゼウスが、どうしてわざわざ牡牛なんて姿になったのかな。


それはきっと、力で奪いたかったわけじゃなかったから。


ゼウスはエウロペに一目惚れして、

彼女にとって怖くない存在になることを選んだ。


強さを隠して、牙も雷も置いてきて、


ただ「触れても大丈夫な存在」になって会いに来た。



ゆっくり歩いて、安心できる背中を差し出して、

彼女が自分から乗るのを待った。



これ、神話として読むとロマンチックだけど、同時にすごく人間っぽい。


「欲しい」けど、壊したくない。拒まれたくない。



ゼウスの欲は、衝動じゃなくて、ちゃんと身体を持った欲だったんだと思う。



そこがおうし座の物語らしいよね。



おうし座の欲は、叫ばないし、急がない。


でも一度「これ」と決めたら、簡単には手放さない。



占星術で見ると、おうし座のルーラーは金星。


「好き」

「心地いい」

「これがいい」


そういう感覚を、

現実の世界にちゃんと降ろしていく力。



エウロペが牡牛の背中に身を預けたのも、

ゼウスが牡牛になったのも、

どちらも

“欲を、身体で選んだ”結果だったのかもしれないね。



欲しいものに近づくこと。


欲しい感覚を守ること。


それを恥ずかしがらずに、この世界で生きること。



おうし座の神話は、そのことを教えてくれます。




私たちは自分の金星、ちゃんと使ってるかな?


「これが好き」「これが欲しい」っていう感覚、

安心して選べてるかな?言葉にできているかな?


金星繋がりで、おうし座と、エウロペの物語 をご紹介します〜🐂


イラストはタロットカードの大アルカナ【教皇】のカード

おうし座に対応するカードです


エウロペというとても美しい王女がいました。
ある日、野原で友だちと遊んでいると、一頭の白い牡牛が近づいてきました。

牡牛は穏やかで優しくて、触れて欲しそうに近寄ってきます。

エウロペは牡牛の首に花の冠をかけてあげて、そっと背中に乗りました。



牡牛はエウロペを乗せてゆっくりと歩き出し、海へ向かい、そのまま遠い島へと連れていってしまいました。

実はこの牡牛、
ゼウスがエウロペに恋をして、
牡牛の姿に変身していたもの。

神様が一目惚れして、変身して、誘拐しちゃうの?って感じだよね😂

これはただの「さらわれた」話じゃなくて、
アフロディーテ(金星)が、
ゼウスの中に「どうしても欲しい」という気持ちを灯したことで始まった物語なんだよね。

おうし座の神話って、
派手なドラマじゃなくて、
とても静か。

怖い怪物も出てこないし、
戦いもない。

「この人のそばにいたい」
「この感触が好き」
「離れたくない」

とても人間的で、
とても身体的な欲求。

牡牛の背中に乗ったエウロペは、だまされたというより、
そのぬくもりに身を預けてしまったようにも思えます。

おうし座は、
「持つ」「触れる」「この世界に根づく」星座。

アフロディーテの金星が、
「欲しい」と思ったものを、
おうし座は
「ちゃんとこの手で抱える」ことなんだと思う。

エウロペの物語って、
ロマンチックだけど、どこか危うさがある。

その危うさも含めて金星の魅力なんだよね。

占星術では星座に成長過程があって、おうし座は赤ちゃんに当たります。
(何にでも触れて感触を覚える時期)
金星に護られているおうし座は美しくてちょっと危なっかしくて、純粋な欲を持ってる。

「欲しい」と思うことや、欲に対して積極的になれない人も多いけど、欲って金星から生まれる純粋なものなんだよね。

自分の金星、ちゃんと触れてあげられてるかな?



アフロディーテの息子エロスって誰?って思う人も、

恋のキューピッドと言えば分かるはず♡


小さな男の子の姿で、背中に翼をつけて、恋の矢を放つあの神さまです。

矢に射抜かれると恋に落ちるけど、彼はただ人を恋させるだけの存在じゃありません。


もともとのエロスは、「愛」じゃなくて【欲する力】そのもの。


誰かに惹かれること。

触れたい、近づきたい、つながりたいと思うこと。

その衝動が、エロス。


だからエロスの矢に射抜かれると、理屈じゃ止まらなくなる。

頭で分かっていても、心と体がそっちに向かってしまう。


うお座の神話で、

アフロディーテと一緒に魚になったことも、まさにこの象徴。


だって彼には翼があるんだから、

一人で飛んで逃げる事ができたはず。


それなのに、

彼は母と同じ姿になって、同じ危険の中に入ることを選んだ。

自由よりも、安全よりも、

「あなたと一緒にいたい」を選んだ!

その決断と行動がエロス的だなあと思いませんか。


恋をすると、人は少し不自由になります。

でもその不自由さが、人生を生き生きさせるんだと思う。


誰かを好きになって、どうしても離れられなくなったとき、

それはエロスがちゃんと働いているサインかもしれないね💘


エロスは神話の中だけの存在じゃなくて、

実際に天体として存在しています。


「エロス」という名前の小惑星があって、

私たち一人ひとりのホロスコープの中にも、

ちゃんと配置されているの。


そこは、

「どんなふうに恋をするか」じゃなくて、

「何に抗えず惹かれてしまうか」を表す場所。


理屈じゃ選ばないのに、なぜかどうしても気になってしまうもの。

遠回りだと分かっていても、間違っているかもしれないけど、そっちに行ってしまう衝動。

アフロディーテ=金星が「何が好きか」だとしたら、

エロスは「どうしても抗えない欲」。


私たちのホロスコープの中にも、同じ衝動はちゃんとあって、

それが人生を、思いもよらない方向に動かしていく時もあるのかなって思う。


ちなみに私のエロスはおひつじ座でした。

キロンととっても近い場所。

どんな意味があるのか読み深めてみようと思います。