スーパー銭湯の脱衣所で中学生くらいの女の子が服を脱ぎ始めた時にタオルを持ってくるのを忘れたことに気づいた。
(その施設は館内着とタオルのレンタルが別料金なので自宅からタオルを持参する人が多い)
一緒にいたお母さんの怒りと呆れた感情が混ざった『はあ⁈』
と言う声に私がビクッとした。
お母さんはその後も
『え⁈なんで?、なんで忘れたの?』
『え⁈うそでしょ?
『え⁈どうするの?』
『今気づいたの?え⁈なんで?』
『え⁈』と『なんで⁈』
が何度も繰り返し聞こえてくる度に心臓がギュッとなって苦しくなる。
その子が子どもの頃の自分と重なったから。
私は小学生の時、忘れ物を何度もして先生に怒られた。
家庭科の実習がある日にマスクを忘れて行ったり、
ハンカチ検査がある日にハンカチを忘れたり。
忘れた本人が一番困っている時に、『なんで?』って聞かれても、なんて答えたらいいのか分からないの。
なんて言えば許してもらえるのかなってずっと考えてた。
忘れ物をする理由なんて「ぼんやり」とか「うっかり」な訳で、でもそう言って許してもらえるはずもなくて黙り込むしかなかった。
忘れた理由を問いただすより、フロントに行ってレンタルタオルを借りれば良いだけなんだけど、
お母さんは答えようのない問いかけを繰り返してた。
問いかけじゃないね。ただ責めてるだけ。
私の心臓がギュッとなったのにはもう一つ理由があって、それは女の子を責めているお母さんが自分と重なったから。
私も娘に同じようなことしてたから。
怒って自分の感情をコントロールできなくて大声で怒鳴ったり、呆れたような口調で責めたり。
娘が黙り込むしか無い状況に追い込んでた。
あれは叱っていたんじゃない。私は本当にどうかしてた。
自分が辛かったことを娘にしてたんだもん。最悪。
あの親子はどっちも私だった。
過去の私は、
忘れ物や失敗をした時「じゃあどうする?」と次の行動を考えるより「まずは反省しないと同じ失敗を繰り返すに違いない」と言う呪いにかかっていたんだと思う。
いろいろ拗らせていた頃の私は、恐怖からの選択ばかりだったな。
「こうじゃなきゃ」「失敗は許されない」
人に厳しく、自分も窮屈。しんどかった。
占星術を学んで心に従った行動ができるようになってきたけど、今日は久しぶりに小さかった頃の自分と、子育ての反省する気持ちが同時に押し寄せて心がめちゃくちゃ揺れた。
あの女の子に深刻にならないように「大丈夫大丈夫!フロントへGo♡」って言ってあげたかった。