千年前の考古学 | 思い出フロッピィ

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うちの親が、源氏物語を持ってないか?と聞いてきた。

 あるよ、児童書のダイジェストだけど。

 本物は長いから私も読んだ事無いよ。


 そして、2ページで飽きて返してきた。 何が面白いのかさっぱりとの事。

 源氏物語の楽しみ方は、話の中から、当時の暮らしや美意識を伺い知る、言わば考古学で、ストーリーはたいして面白くないのだ、私にとっても。


 どういうのが美人で、どういうのがブスなのか。

 美男美女は作者の理想、ブスは妙に書き方が具体的なので、多分身近なモデルがいる。

 センス良い人、逆に無粋な人も、作者が見てそう思ったモデルがいる。 

いわば身近な人のイニシャルトーク集。 

 ウルルン滞在記に出てくる未開の部族とか、縄文人の暮らしを見てるのに近い。


 手持ちの本には、キラキラ瞳の少女漫画のような挿し絵だ。 

それが可愛かったから買ってみたのだけど、考古学として見るなら、挿し絵は”おかめ”でいいと思う。

 現代人との違いを楽しむものなのだから、当時はこうだったんだ~という、奇妙な世界を覗き見るにはリアルな絵の方が理に叶っている。 

例えば、”唇にお皿をはめるムルシ族の暮らし”を知りたかったのに、少女漫画のような挿し絵だったら微妙だし。 

あと、挿し絵は、家・町・食べ物はきっちり描き込んで欲しいところ。


 源氏物語のストーリーで、現代のサウジやドバイを舞台にした映画あったら見てみたいな~