「サボ」とは車両側面の行先標示板のことで、方向幕が一般化する前は、国鉄型車両の定番アイテムでした。

2011年、東京駅で偶然発見された「東海道線サボ」の「チャリティ展示オークション」の会場に行きました。

サボの右下に「東」や「トウ」の印があるものが東京駅所属の証しで、おそらく駅構内の倉庫で保管していたものが、分割民営化のゴタゴタで忘れ去られたものと思われます。

実は、国鉄末期の1983年頃に東京駅構内で幾度か鉄道部品即売会があり、「東京駅所属」のサボが1枚400円で大放出されました。

中には、使用感のある「東京〜岡山」「東京〜宇野」のサボもありました。


興味深いことに、上信越線系統の「東京駅所属」サボも同時に売り出されていました。


同じく、東京駅を発着する夜行列車の「東京駅所属」のサボも売り出され、こちらも1枚400円でした。

ただ当日、遅めに到着したので、欲しかった古いタイプの「青サボ」が売れ切れだったのが悔やまれます・・