1991年、高師車庫の外れに緑色の電車が留置していました。

この車両、元.静岡鉄道のモ1601とモ1651の編成で、1998年の「さよなら運転」の際に旧.名鉄標準色の深緑色に塗り替えられたようです。(昨今流行りのリバイバルカラーの走りですね!)

既に運行を終え3年が経ち、廃材置き場の脇に留置され、廃車体の様相を呈していました。

豊橋方のモ1601の客室ドアは木製で、さすがに平成の時代では滅多に見られない代物でした。

この頃の豊橋鉄道は、名鉄を筆頭に、西武、東急、長電の譲渡車が現役で、大阪や名古屋旅行の帰路に寄り道するのが楽しみでした。