最近、千葉駅の行先表示器を見て気付いたのですが、今なお路線別に色分けされています。

いうまでもなく、千葉駅からは房総方面へ4路線が分岐するため、誤乗防止のための色分けで、内房線は青、外房線は赤、総武本線は黄、成田線は緑です。


113系時代の方向幕も同様で、銚子駅から千葉方面に行く際、ホームに成田線と総武本線が並んでいましたが、色分けで確認できました。


(2007.12.23 総武本線 銚子駅構内)

こちらは湘南リバイバルカラーの113系、方向幕が赤なので外房線経由です。


(2009.8.1 総武本線 千葉駅構内)

45年程前、千葉駅コンコースで購入したサボを見ても、すでに非電化時代の客車・気動車から色分けが採用されています。

国鉄では、初の新性能電車である101系から「ラインカラー」が採用されましたが、それ以前から千葉局でサボによる「ラインカラー」が登場していたのは特筆されます。


同じく私鉄各社でも、方向板の認識性を高めるため色分けの工夫がされていました。

例えば、東武東上線では「池袋・川越市間」は赤マル、西武線では「急行・準急」は赤、「各停」は青などです。

今や、方向板はおろか方向幕さえも希少になりましたが、LEDを搭載したE131系の行先表示器にも、この方式が踏襲されていますね!