18きっぷの販売開始は昭和57年、当初は「青春18のびのびきっぷ」と称していました。
私にとって昭和57年は、長い浪人生活を経てようやく大学に入れた年で、以降の鉄道趣味に欠かせないツールとなりました。
発売当初は5日分で8,000円
昭和57年春季のみ、ワッペンが付いていました。(同時に出札窓口で手拭いも貰いました)
実際にワッペンを着用している旅行者を一度だけ見ました。
「のびのびきっぷ」のネーミングが気に入っていましたが、昭和58年春季から何故か「青春18きっぷ」に改称されて現在に至ります。
当初の発券様式は乗り潰し派にとって下車印の収集には都合が良く、三保(清水港線)、三段峡(可部線)、飾磨港(飾磨港線)などの印が確認できます。
分割民営化を経ても18きっぷが健在なのは嬉しい限りですが、1996年春季よりバラ売り防止策として5日分を1券片に改めたため、下車印の収集が難しくなりました。
還暦を過ぎた小生は未だに愛用していますが、年明けに18きっぷを携えた後期高齢者のご婦人二人が、延々と東海道線を乗り継ぐ姿を見ました。