1970年刊行のキネ旬「蒸気機関車 夏の号」に九十九里鉄道の車両が東金駅構内に放置されていることを知って訪れました。


成東駅から茶色の72系に乗り東金駅に到着。

残念ながら、丸山車両製単端式ガソリンカーは解体直後で、屋根や窓枠が転がっており、

駅舎の備品、帳票類も穴倉に散乱していました。

しかし、2両のボギー貨車は健在で、構内の線路は残されていました。


可愛らしい朝顔型のカプラーが健在です


鉄道ピクトリアル「私鉄車両めぐり特集」に東金と片貝の2箇所の「ときがね幼稚園」に車両が保存されているとのことで、東金の幼稚園を訪れました。

幼稚園隣りに住むご婦人に訪ねたところ、数年前に撤去されたとのこと。

「女学生の頃に良く乗りましたよ、キドー、キドーって呼んでいました」とのことでした。