北陸本線小松駅の東側に小松線の駅舎がありました。

小松線は僅か5.9kmの地味な路線で、15m級の小型車モハ3000形が単行で運行していました。


小松線のホームは北陸本線と直角に配置され、車庫が併設されていました。

写真右に見えるノーシルノーヘッダーの車両はモハ3005で車体更新したものです。

                       (1984.8.26  小松駅)

在籍車両は5両ともモハ3000形で統一されていましたが、正面Hゴムの有無や側面のアルミサッシ化などの違いがありました。

終点の鵜川遊泉駅のホームは上屋の無い質素な造りでした。

停車中のモハ3004は正面がHゴム化されず好ましいスタイルです。

(1984年8月26日    鵜川遊泉寺駅)

ホーム入口に木造駅舎があります。

帰路は車内で車掌から補充券を切ってもらい、今でも大切に保管しています。

結局、この日が最初で最後の訪問となりました。

訪問から2年後の1986年5月31日、あっけなく廃止となりました。