都電荒川線は1978年の近代化以前までツーマンでした。
荒川車庫構内から6000形が出庫します。
6000形は都電の代表的な車両で、荒川車庫に13両在籍していました。
構内から電停まで狭い通りを横切ります。
このあたりは、現在もあまり変わっていませんね。
大塚駅行きとして電停に停車中。
ついでに私も大塚駅まで乗ることにしました。
ツーマン時代は後ろ乗り、前降りでした。
電停を出る際、車掌が伝鐘を鳴らします。
2打が「発車せよ」、走行中の1打が「次停車せよ」の合図です。
6000型はドアエンジンが無いので、乗車は車掌が、降車は運転士が手動ドアを開閉します。
車掌カバンを携えて、未収受の乗車から運賃を受け取ります。
まだ、ファンらしき人物は私以外はいません。
乗客の姿も昭和50年代ですね。