1987年、関東鉄道鉾田線の石岡機関区の片隅に、運行を終えたキハ410形2両いました。

前面は2枚窓に改造されているものの、側面は国鉄キハ04の形態を留めています。

 キハ411、412は向かい合う形で留置しており、撮影に苦心しました。


そして後年、廃線間際の鹿島鉄道を訪れた際、この車両が常陸小川の保育園に保存されていることを知り、訪ねることにしました。 


まず常陸小川駅で無料レンタサイクルを借りてスタート。

地図無し、スマホのGPSなど無い時代でしたが、保育園の名を頼りに何とかたどり着けました。 

 (さくら第2保育園  キハ412)

線路が台車部分だけ敷かれています。


続いて、さくら保育園に向かいます。

こちらは、電鈴式の踏切警報機がありました。

(さくら保育園  キハ411) 

2両とも塗装の褪色が目立つ程度で大切に保存されているように見受けられましたが、程なく解体されたようです。