戦後、運輸省により私鉄への国鉄63型の割当てが行われました。

私にとって、東武7300系、小田急1800系などは身近な存在でしたが、いずれも車体更新車で、原型車体の時代は知りません。

でもお役御免となった車体は、昭和の末頃まで、東武鉄道や山陽電鉄で詰所や倉庫として姿を留めていました。


東武鉄道は西新井工場に数両あり、塀越しに確認することが出来ました。

昼時の訪問時、工場職員の休憩所として使われていました。

   (西新井工場・昭和51年訪問)

 

山陽電鉄は東二見工場で倉庫になっていました。

訪問したのは東武よりも遅い時期で、以前は台車を履いていたようですが、訪問時には東武と同じくダルマになっていました。


    (東二見・昭和60年訪問)


西新井工場は、休日には職員が同行して頂き撮影出来ました。

 

東二見工場も、見学を申し出ると見学ノートに記帳することで撮影出来ました。

昭和のおおらかな時代です。