私は世間一般的に言うならば
デブでブスである。
これは揺るぎない事実であるので
まぁ言われても
ですねとしか言えない。
だが私もずっとデブだったわけでもブスだった訳でもない。
幼稚園の頃はそれこそ周りの子より小柄で体重も軽かった。外で良く遊ぶ子供で木登りが得意だった。
近所に住むおばちゃん達に「可愛い」と言われて育ってきた。
けれど
小学生になる年
引っ越しをすることになった
新しい環境は
活発だった女の子を引っ込み思案な子に変えた。
人と話すことが苦手になって
1人になることが怖くなった。
知らない土地、意地悪い同級生
妹と一緒じゃないとどこにも行けないんじゃないかと思う程、依存していた。
それでもまだ「可愛い」と言ってもらえてたしデブでもなかった。
変わりだしたのは小学3年生の時
ヘルニアの手術後からだった
手術後はより動かない子になった。
動かない(外で遊ばない)のに食欲は増えていく
その結果
小6の時にはデブが完成していた。
しかし小6の時はまだ家族しか私を
デブやブタやゴリラやブタゴリラと呼んでいなかったから気付いてなかった世間的にも自分が肥っていると言うことに。
私が明確に理解するのは
中学生になってからだった
クラスメイトから
「ブタ」
「デブ」
「ブス」
幽霊扱い
ゴミ箱扱い
様々なことを受け
自分がデブであることもブスであると言うことも
その時突き付けられた
そして
私は醜くて人の目に不快感を与えているのだと
どれだけ「可愛い」と言われても
相手のその言葉が本心に思えなくて
あんなに多くの人間に「ブス」と判定されているのに可愛いわけがない
そんな風に
心は私の中から
可愛いを消した。
デブと言われても
ブタと言われても
痩せれなかった
痩せたいと食べたものを吐いてたこともあったし
食べないことをしたときもあった
中学時代の私は少し過食症ぎみだったかもしれない。
それでも痩せない身体に
死にたくなる日々
言われ続けるデブス
それは呪いのように
高校生になっても社会人になっても
心のなかにいて
デブのくせに
ブスはなにしてもキモいんだよと
時々現れては
心を壊そうとする。
かわいい服を見付けても
可愛いアクセサリーを見付けても
お前がつけてもキモイだけ
と言葉が頭に降ってくる
似合ってますよ
なんて言葉は
お世話で
買わせたい店員の常套句
信じたらバカを見る
そんな風に
呪いは時々顔を見せて
私から心を消していく
変わればいいだけ
ダイエットすればいいだけ
わかってる
わかっている
でも
同時に
痩せたところでお前はブスなんだよと
頑張りたいのに邪魔をする
デブを改善したいはずなのに
言い訳が浮かんでは
何もせず終わる
もうデブスでいいと
開き直ることで
生きている。
着たい服やなりたい理想はあるのに
いつも
いつも
こんな自分が嫌になる。
いっそ
幼少時代に戻って
1番可愛いと言われてたあの瞬間に
命を終わらせとけば良かったのかもしれない。
デブを変える気も
ブスを変える気もないのだから。