_¢(・ω・`) 薄い本読みたい気分 | 徒然なまま

徒然なまま

腐女子なやつが気ままに愚痴やら萌えやら死にたがりな内容をツラツラ書いているブログです。好き BL漫画(ねこ田米蔵さん)や(夏目イサクさん)若手俳優。舞台観劇が趣味 基本ミーハーで絡みは苦手です。以上

駄文
自己承認欲求を満たす為に書いたものなので興味ないわって人はバックでバイバイ

特に意味も内容もありません。
自己消化してるだけです。










高校1年
入学し春、夏も終わり秋に差し掛かりはじめた頃
ギャハハ
教室ではクラスメイト達が雑談に花を咲かせ楽しそうにしていた
1人の男が側にいた男友達の頬に唐突にキスをした
すると周りのやつらは「お前そっち系かよ」「やめろよーキショイって」様々な反応を見せ笑っていた

やった男も「いやぁん照れちゃう」等と言ってふざけている

俺はそんな光景に嫌気がさしていた。

「ちょっとまた変なことしてふざけてないでよ」
「静かにしてよ」

騒がしくする男子集団に呆れた声をかける女子達

毎日のように目の前に広がるこのやり取りと光景にウンザリしていた


「おーい、席つけ~」
2学期も半分が過ぎた中途半端な時期にアイツはやって来た

「ほら、自己紹介して、」

「はじめまして今日から皆さんと一緒に勉強する藤堂帝と言います」

帝は端正な顔つきでスポーツでもしてそうな身体つきで一瞬でクラスの注目の的になった。
そして
俺もまた帝の姿に釘付けになった1人だった。


「じゃあ藤堂の席はあそこ、瀬那始の隣な、瀬那手を上げて、今日は教科書見せてやれあと校内案内も頼むな」
教師はそういい終わると1時限目を始めた

「よろしく」
非の打ち所のない顔で笑顔を見せる
見とれてしまうのは仕方ないと思う程綺麗だった
「あぁっあ。ああ、よろくし」
恥ずかしすぎる程緊張し返事が上手く出来なかった
そんな俺をさっきより笑った顔で見てくる
「君可愛いね」

彼の言葉にどれだけの破壊力があるのか分かっていないだろう
それからの時間はほとんど記憶なかった。

案内もちゃんとやれてたのか
明日から俺は平常心でいれるのだろうか
こんな気持ちは初めてでうまく寝れない


翌朝
寝れなかったこともあり俺は朝早くから教室にいた
「あれ?1番は僕だと思ったのに君って来るの早いんだね」
後ろから声がした
振り替えると帝がそこにいた
「なんで」
「えっ?なんでって?クラスここでしょ?」
「あっ、そう、違、あのなんで、こんな早く?」
「あぁ、まだ慣れてないから少し早く来て校内回ってこようと思って、あっ、付き合ってくれる?」
「へっ?俺?」
「うん?うん、まだ始まるまであるし、何か予定あったなら良いんだけど、1人で回るのも不安だし昨日聞きたかったこともあるから付き合ってくれたら嬉しいな。ダメかな?」
「いや、平気、全然大丈夫」、
俺はドキドキしてる胸を落ち着かせたくて
無駄に歩いてる間教師のクダラナイ癖の話や卒業した先輩の武勇伝をひたすら話した
「そんなことが、君はなんでも知ってるんだね」
笑い声が心地よくてもっと笑った顔が見たくて
この時間が終わらなければ良いのにと思ってしまった。

「あっ、ヤバいもう少しで時間だ、戻らないと」
「本当だ、気付かなかったな、悪い」
「なんで謝るの(笑)、付き合わせたの僕なんだからありがとう案内に面白い話も」
「いや、こんなん別に」
「本当にありがとう」

それから
朝早く学校へ行っては帝と俺は始まるまでお互いの話を色々するようになった。

「始!、これマジ面白いからゼッテェー見ろ!」
「見ろって拒否権無しかよ(笑)」
「ナイね、始は僕の命令に逆らえないんだよ(笑)」
「暴君じゃん名前帝じゃなくて暴君だろ」
「じゃあ見ないんだ、見てくれないんだ」
「見るよ、ちゃんと見るよ、簡単に拗ねんな(笑)」
「へへへ(笑)」

俺と帝は気付けば親友になっていた

その関係は2年に進級してからも変わらなかった

「始、次数学でさ、教科書貸して」
「帝様、この前一生のお願いって借りませんてしたか?二度と借りませんって約束しませんでしたか?」
「なぁー意地悪言わないで、ね?」
「はぁ、お前本当に、名前負けだぞ、なんでそんなだらしないんだよ、」
「仕方ないだろウッカリしちゃうんだから」
「クラス違うのに来すぎだからな」
「頼れるのは始だけなんだって、なぁρ(тωт) 」
「わかったよ、終わったらすぐ返せよな」
「わーてる始ちゃん愛してる」
「はいはい」

クラスが離れればアイツは俺じゃない奴と一緒に行動するものだと思ってた
だけど
アイツは1年の頃には1度もなかった教科書忘れを頻発するようになった

その度俺に借りに来る
会わなければ気持ちもきっと落ち着くと思っていたのに

「始、帰ろうぜ」
帰りも必ず迎えにくる帝
「なぁ帝さ、たまには俺じゃなくてさ、クラスの奴らと帰ったりしたら」
「なに?僕と帰るの嫌になった?」
「嫌とかじゃなくて、クラスも違うのに」
「誰かに何か言われた?」
「友達他にもいるのに俺とばかり帰らなくてもいいんじゃないかって思っただけだよ」
「僕は始と帰りたいからこうしてるだけだよ」
「ごめん、もう言わないから」
「僕のこと嫌いになったなら言えよ」
「違うって、拗ねるなってば」


俺のどうしようもない気持ち
帝は友達として慕ってるのに
日に日に抑えれない思いに苦しくなる

友達なのに
俺はいつまで嘘をつくのだろう。