誰も知らないボク
僕の中にいるボクはいつも夜だけ会いに来る
来てほしくないのにボクは僕に会いに来る
毎晩毎晩
僕はボクが嫌いなんだ
ボクは僕にいつも酷い言葉を言うから
僕にボクは囁く
小さな声で僕にしか聴こえないように
お願いだよもうやめてよ
ボクが僕を支配していく
ココロも身体も奪われてしまう
僕は僕なのに
ボクが僕はボクだよと体を奪いたがるんだ
ママもパパもボクに気づかない
夜が朝になる
ボクが消えていく
でもボクは僕の中にいる
夜になると顔を出して
僕のココロも身体も傷つけて喜ぶ
朝になる僕の身体はボクが残した傷だらけ
ママもパパも気づかない
僕はボクが嫌いなんだ
あぁ今日も夜が来る
ボクが来る