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アナベル・ガトーの日記

C型肝炎と闘うアナベル・ガトーのゆるゆる日記

「ソロモンよ!私は帰ってきた!」

家の近くのMINISTOPは、なぜか果物や野菜を大量に売っています。
今だと通路に、みかん、柿、なし、ラフランス、さつまいも等々、ダンボール箱のまま
積まれていて、通るのがやっとの状態(ノ゚ο゚)ノ
そしてとにかく安い!ここってホントにコンビニ?って感じです。

今日も仕事の帰りに寄ってみると、イチゴが安い。4パック入りの箱が1000円!
駅前のスーパーだと1パックまだ490円だったぞ。
そう言えば、治療中は食欲がなくて果物ばかり食べてました。
特にイチゴはもともと大好きだったので(^∇^)
これはもう買うしかないって、即買いました。
イチゴの大人買いだ~(笑)

私が小学生の頃、イチゴは他の果物(みかんやリンゴ、梨など)に比べてちょっと高くて・・
そうしょっちゅうは食べられませんでした。
そして、1パックを母と弟と3人で分けて食べていたので、「いつか一人で1パック全部
食べたいな~!」いつもそう思ってました f^_^;

今はいくらでも食べることが出来ますが、あの時食べたイチゴが一番おいしかった(*^▽^*)

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先日、たまたま外事警察というNHKのドラマを見ました。
私の好きな石田ゆり子さんが出ていたので (^∇^)

そこで石田さんのご主人が渡部篤郎の指示で転院した病院が、あの病院でした。
私がC型肝炎の治療にふみ出すきっかけをつくってくれた、あの看護師さんのいる病院です。

P・Hという病院でよくドラマや映画のロケに使われるようで、
以前にも役所広司さんの映画「象の背中」を見た時に、「あっ、ここは」って思いました。
ドラマでも医龍や逃亡者にちょっと出ていました。

著効の診断をもらった今、あらためてこの病院を見てなんとも言えない思い。
そんなに前のことではないのに、はるか昔のことのようにも思えます。

つらかった時期の思い出の方が、懐かしく思えるなんて不思議です。

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今日は、先週のCTの結果を聞きに行きました。
フィルムを見ながら主治医が説明してくれるのですが、
ここに白い部分が出来ていて、この黒い影のようなものがなんとかで・・・
「先生、お願いだから結論を先に言ってくれ~!」
もちろん言えませんでしたけど・・

結果、腫瘍は肝嚢胞と血管腫というもので、良性でガンではないそうです。
ほっと、ほっと、ほっとしました。
検査前にはたぶん良性だと思いますがと言われたけど、
自分のことは客観的に見られないものですね。
ネットで肝臓がんについて調べたり、加入しているガン保険の証書を出して
補償内容を確認したりと・・ はじめは自分の弱さを感じました。
でもすこし時間が経ってくると、もしガンであったとしても
その事実を受け入れられる気持ちがすこしづつ生まれてきた気がします。

次の検査は半年後です。
つまり、これで長かったC型肝炎から一応解放されたってことです。
(主治医は極々まれに再発することもありますがと言ってましたけど)

頭では治療が成功したって分かるけど、まだ実感がわいてきません。
20年以上も自分の体の中にあったもの、自分の心の中にあったもの。
消えていくには、すこし時間がかかりそうです。

このブログで励まし応援してくれた皆さん、どうもありがとうございました。

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今日は超音波をやって、最後の検査の結果を聞く日でした。
風邪がなかなか抜けずに、ちょっとモウロウとしながら病院に行きました。
雨のせいか、いつもより空いている感じ。

まず主治医から前回行った最後の検査結果の報告がありました。
「ウィルスは検出せず」、念願の著効でした!

でも、診察前に行った超音波エコー検査で異常がみつかりました。
肝臓に腫瘍が出来ていました (ノ_・。)
主治医によると、たぶん良性の血管腫だと思われるが、癌の可能性もあるとのこと。
さっそく来週、静脈に造影剤を注入してCTを撮ることになりました。

そう言えば、エコー検査の時に色々と聞かれたりして、ずいぶんと時間がかかったんで
ちょっと嫌な予感がしたんだよな~
もしC型肝炎は治ったのに癌だとしたら、「試合に勝って、勝負に負けた」ってとこだね。

ちょっと落ち込んだけど、悩んでもしようがない。
どういう結果でも受け入れていくしかないよね。

不安で食欲がなくなるかと思いきや、帰りに「しゃぶしゃぶ食べ放題」寄ってきました。
これから寒い時は、鍋物がいいよね~

これからチャン・イーモウ監督の「至福のとき」のDVDを見よう~っと!
買ってから、ず~っと見てなかったんだけど
なんか、チャン・イーモウ監督の映画が見たい気分なんです (^▽^;)


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大学時代の親しい友人が癌で入院したと連絡があったので、きょう新宿の東京女子医大病院に
お見舞いに行ってきました。
男3人、女2人の5人でお見舞いに行ったのですが、入院している彼女を入れた6人は学生時代
だけでなく、卒業してからもみんなで北海道や香港に遊びに行く仲間でした。

彼女が癌だと分かったのは、ほんの一カ月ちょっと前。気持ちが悪い日が続いたので軽い気持ちで
病院に行って検査をしたところ膵臓癌だということが判りました。
彼女は一人で母親の介護をしながら働いていたので、すぐ入院するように言われた時に思ったのは
自分のことではなく、母親をどうしようかという事だったそうです。
金曜日だったので入院を月曜日にしてもらい、母親を預けられるところを必死に探したところ
本当に運良く、一カ月預かってもらえるところが見つかったそうです。

数日前に癌の摘出手術をしたのですが、オペの結果は摘出は不可能ということで抗がん剤と放射線
治療をすることになりました。
その事情を聞いていたので、かなり厳しい状況だと分かっていました。彼女もきっと落ち込んでいる
と思っていましたが、久しぶりに会った彼女はすごく元気でした。
みんなに明るく病状を話し、母親より先には死ねないって言ってました。
「彼女ってこんなに強かったかな」そう思うと同時に、今までで一番きれいに見えました。

一生懸命に現実と闘っていることが、彼女を輝かせているようでした。
なによりも、彼女の回復を祈っています。
2カ月ぶりに病院へ検査に行きました。
ひさしぶりで、ちょっと懐かしいような気がしました。
去年の今頃は注射と副作用の外来で週に2回は通ってましたからね。
会社も週に2~3日しか行けなかったし・・

私は後から考えると、けっこう副作用が大きかったと思うんだけど
病院に行くのは、なぜか好きでした(^∇^)
先生や看護師さんに励まされながら、すこしづつだけど前に進んでいる。
そんな感じがあったように思います。


今日は血液検査をした後の診察で、2カ月前の検査結果を聞きました。
結果は「検出せず」、主治医の先生から今回の検査でもウィルスが
検出されなかったら、治療が成功したと考えていいと言われました。
来月末に超音波検査を行い、今回の検査結果とあわせて良好であれば著効です。

あと一回。
やっとここまで来ました。
帰りにスタバでお茶しながら、「月の繭」とラルクの「SHINE」を聴いていたら
なんか涙が出てきてしまって・・
今日の空は、とても蒼かったです。

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仕事が忙しかったので、ほんと久しぶりです f^_^;

やっぱり異動って大変ですね。
家に帰ると、ソファーの上でそのままバク睡という日が続いてます。

治療中は自分をしっかりと見つめる事が出来たと思ってたけど、
仕事のペースが上げるにつれて、忙しさに流されていくような感じです。
でも、ただ流されていくだけじゃなくて、すこしですが自分がその流れの中で
舵をきっている。そんなふうにも思います。

やはり治療前より、チョットは成長しているのかな (^▽^;)
そういった自分を大切にして、また日々の思いを書いて行きたいです。

では、今日は眠いのでこれで・・ おやすみなさい Zzz…

人事異動があって引き継ぎやら送別会やらでブログがなかなか更新できませんでした。

まあ~、もともとあまり更新してませんでしたけど f^_^;

新しい職務は今までより責任2倍、ストレス2倍、給料すえおきのステキなお仕事・・・

きっと今までなら、けっこう落ち込んでたりしたと思うんですけどね。

それがなんか元気なんです。けっこう前向きです(^∇^)

この一年治療したことで、精神的にちょっと強くなった気がします。

これは良い副作用ですね v(^-^)v
今日は久しぶりに病院に行ってきました。
2カ月ごとの検査と前回の結果を聞くためです。

このところ体がだるいと感じることがよくあるので、前回の結果が心配でした。
前回の検査はインターフェロンが終わってから初めての検査。
最後の注射から2カ月経って、薬の効果がなくなってきてウィルスが再発していないか?
大丈夫!と自分に言いきかせるけど、やはり不安・・
診察を待っている時は、再発したと言われている自分をつい想像します。

ものごとは良いほうに考える方が難しいし、パワーが必要ですね!
悪い方へと考えるほうが、ずっと簡単です。
つくづく自分の弱さを感じました (ノ_・。)

結果は陰性「検出せず」の状態が続いているとのこと!
さらに主治医の先生は「今回と次回(2カ月後)のあと2回、陰性であれば
治療がうまくいったと考えていいと思います」
初めて主治医から聞く言葉でした。

さっきまでの不安はどこへやら・・(笑)
まだまだ油断できないけど、病気が治るって少しだけ実感出来ました。

私はインターフェロン治療が終わっても、なかなかC型肝炎が治るということが
想像できませんでした。
20年もこの病気と付き合ってきたので、C型肝炎である状態が普通のように思えて
病気が治った自分のイメージが浮びませんでした。

☆でもホントに治ったら、うれしいな・・
あきらめたこと、出来なかったこと、いろいろあるけど
もう一度、スタートが出来そうです (^∇^)
治療中「あなたに会いたくて」という記事を書きました。
いま読み返してみると、ちょっと恥ずかしい内容です (^▽^;)
たぶん、精神的に不安定だったんでしょう。
今だったら、きっと書けないと思います。

でも、あの時に感じた思いは本当でした。
両親も家族もいない私にとって、病気になげやりだった私にとって、
自分の病気のことを仕事を越えて親身に思いやってくれたこと、
ほんと涙が出るくらい嬉しかった。
治療が終わったらお礼を言いに行きたい、ずっとそう思ってました。

インターフェロン投与が終わって三カ月半。
まだ再発の可能性はあるけど、だいぶ元気になりました。
そして、やっと看護師さんのいる病院に行くことが出来ました。

会えるか、不安でした。
もう三年前のことだし、看護師さんの名前もわからないし、
忙しい病院で、そんなことを尋るのも気がひけるし・・

だから直接病棟に行って、診察室の前で待つことにしました。
ずっと、ずっと待ちました。
もう辞めたのかな? ちがう部署に異動になったのかな? やっぱり聞いてみようかな?
そんなこと考えてたら、隣りの診察室から一人の看護師さんが出てきました。
あっ、あの人だ。 たぶん、そうだ。
「あの、すみません」勇気を出して話しかけました。

やはり、あの看護師さんでした。
残念ながら、当時の事はよく憶えていらっしゃいませんでした。
でも治療を無事に終えたこと、とても喜んでくれました。
その優しい笑顔を見たら、ほんとうに嬉しくなりました。

この三年間ずっと心の中にあった思いが、すっ~と消えていきました。