大人になって、夜のショッピングセンターへ行くと、なぜかゾワゾワする。特にエレベーターに乗った瞬間、その感覚は強くなる。明るすぎない店内、少し静かな通路、閉店前の館内放送。そこにいると、現在にいるはずなのに、昔の記憶が突然よみがえってくるような不思議な感覚になる。 子どもの頃や学生時代に訪れたショッピングモールの風景と、今の自分の年齢とのギャップが、その「ゾワゾワ」を生んでいるのかもしれない。ショッピングセンターという日常的な場所が、いつの間にか自分の過去を保存している場所になっている。懐かしいだけではなく、時間が過ぎてしまったことへの寂しさや、自分が年老いたことへの戸惑いも混ざっている。 夜のエレベーターは、過去と現在の境目のように感じられる。これが自分にとってのノスタルジーなのだと思う。