O:Odd

「奇妙な」という意味です。“おどおどしている奇妙だな”と覚えました。

それはさておき、演劇において僕が奇妙だな、と感じるのは、リアリティーがないなあと感じるときです。

例えば、誘拐されたはずの女子高生が自らドアを開けて車に乗り込んだり・・・、もちろん脅されている場合は荘なんだと思いますが。

このリアリティーを獲得する過程がそのまま私たちの稽古であったりします。

どのように面白いものにしていくのか、という作業と同時に、創作でしかないものを現実にどこかで起こっていることのように観客に思ってもらうために腐心するのです。

このリアリティーというのは時代とともに変遷していきます。

例えば携帯電話があるこの時勢に、ロミオとジュリエットで描かれた手紙の不着、入れ違いというのは再現しにくいものです。

その一方で、シャーロック・ホームズの用いた科学的手法や論理的思考はそのまま今でも用いられ続けています。

そうした普遍的なものは何か、また現代の観客にしっくりくるリアリティーはどのようにすれば創ることができるのか、日夜研究しています。