こんにちは、嵐アカデミーの嵐 竜治(あらし りゅうじ)です。
食品中には、人の消化酵素で消化されて利用される成分の他に消化されない成分があります。
●食物繊維は、難消化成分の総称です。
●炭水化物とは糖質と食物繊維を合わせたものです。
ヤギ、羊などの草食動物は草の食物繊維を消化できるのは、セルラーぜという消化酵素を体内でつくることができるからです。ところが、ヒトではセルラーゼという消化酵素をつくることができないのです。
ヒトでは、食物繊維は消化されずに大腸にいき、そこでいくつかの重要な生理機能を果たしていることがわかってきました。
食物繊維繊維は、水に溶けない不溶性食物繊維と水に溶ける水溶性食物繊維に分けられます。
●腸内環境を整える
水溶性食物繊維は腸内細菌により発酵を受け、短鎖脂肪酸を生成します。その結果、腸内を酸性にして乳酸菌やビフィズス菌を増やし、腸内環境を整えます。
不溶性食物繊維は排便の量や回数を増やすため、発がん性物質が大腸粘膜と接触する時間を短くします。
食物繊維が大腸がん予防に有効であることのメカニズムも腸内細菌の働きと関連しています。
消化されない食物繊維は、発がん性の物質やアレルギー性の物質を吸着し体外に排出します。
●便秘の改善と予防
不溶性食物繊維は水を吸収し膨潤することで便を柔らかくし量を増やします。その結果、排便が促され、便の消化管通過時間が短くなります。
●血糖値の急激な上昇を抑える
水溶性食物繊維の粘性により胃から十二指腸への食物の移動は遅くなり、デンプンの消化吸収速度を遅らせます。その結果、食後の急激な血糖値の上昇が抑えられ、インスリンの分泌も抑制されます。
●コレステロールの吸収を抑制
水溶性食物繊維は小腸でコレステロールや胆汁酸を吸着し、便の中への排泄を促進します。
●過食による肥満を防止する
食物繊維は消化管内で膨潤し食物塊のかさを増やし、胃内滞留時間を延長させます。その結果、満腹感が得られ、エネルギーの過剰摂取を予防できます。
●不溶性食物繊維
セルロース
ヘミセルロース
ペクチン
βーグルカン
イヌリン
キチン・キトサン
コンドロイチン硫酸
●水溶性食物繊維
グルコマンナン
寒天
アルギン酸
カラギーナン
グアーガム
日本人の食物繊維の一日の目標量は男性19g、女性17g以上
平均で11g~17gしかとっていない現状。
とくに若い世代20~29歳は男性12.8、女性11.4gです。これじゃ便秘になるはずだ。
●食品100gに含まれる食物繊維の量
糸引き納豆水溶性2.3、不溶性4.4=合計6.7g
玄米、水溶性0.2、不溶性1.2=合計1.4g
精白米、水溶性0、不溶性0.3=合計0.3g
ライ麦パン、水溶性2.0、不溶性3.6=合計5.6g
ごぼう、水溶性2.7、不溶性3.4=合計6.1g
アロエベラのヌルヌルとした多糖体の中心アロエマンナンはマンノースで、そこにグルコースがくっついているものです。
アロエベラのも上記に説明した腸の働きに役に立つと思われます。
マンナンはこんにゃくにも含まれています。
食物繊維の一種であるマンナンは、構成成分であるマンノースとグルコースの結合の仕方によって種類が分けられます。
コンニャクの不消化成分であるマンナンは、”コンニャクマンナン”や”グルコマンナン”と呼ばれており、食物繊維の一種ですが血液中のコレステロールなどの脂質成分の増加を防ぐなどの効果があります。
マンナンを分解できる消化酵素を人間の消化管は持っていませんので、大腸まで素通りしますが、大腸で微生物の作用により分解されて、大量の水分が大腸から吸収されることになります。
マンノース
マンノースは、単糖の一種で、六炭糖、アルドースに分類されます。マンノースが酸化された糖酸としてマンヌロン酸、マンノン酸があります。マンノースが沢山集まった物をマンナンと言います。
マンノースは、砂糖の分子に似た物質です。
がんばる自分に毎日ごほうびを! 嵐アカデミー講演会の会場でまた お会いできるのを楽しみにしています。


















