◆昔も使われていた、有害ミネラルヒ素とは?
こんにちは、嵐アカデミーの嵐 竜治(あらし りゅうじ)です。
有害ミネラルヒ素についてです。
ヒ素で有名になった事件は、洋の東西を問わず色々あります。
森永ヒ素ミルク事件。今から半世紀以上前の1,955年頃からおもに西日本を中心に起きた事件である。
当時、森永乳業は、粉ミルクに、安価という理由から工業用のヒ素を触媒として生産した化学添加物を混ぜていた。
不純物としてのヒ素を飲んだことで、約1万3,000名の乳児が神経障害や臓器障害などのヒ素中毒となり、約130名以上の死亡者を出した。
そして現在でも、脳性麻痺や知的発達障害者、脳波異常などの症状に苦しんでいる人がいる。
ヒ素は、洋の東西を問わず、昔から毒薬として使われてきた。
中国の明の時代に書かれた水滸伝には火葬された骨の紫の斑点から、人による毒殺と判断される場面が描かれている。少なくとも中国では水滸伝開かれた14世紀にはヒ素の化学的な性質がよく知られたと思われる。
日本の江戸時代に描かれた東海道四谷怪談で大岩さんに盛られたのも亜ヒ素だった。
現代では1998年に和歌山で起きた毒物カレー事件で混入されたのも亜ヒ素だった。
服毒すると、最初に嘔吐、つぎに下痢の症状が現れ血圧低下や頭痛などが見られ大量に摂取すると急性腎不全で死に至る。
用途としては、生物に対する毒性が強いことから、農薬や木材の防腐に利用されている。
また、除草剤や殺虫剤、殺鼠剤にも使われている。
ヒ素は、有機ヒ素より無機ヒ素の方が毒性が強いと言われています。無機ヒ素化合物は、皮膚や肺に対し発ガン性が報告されています。
海藻から摂取されるヒ素の多くは、大部分が有機ヒ素化合物として含まれているため問題はないといわれています。ただし過剰摂取は控えてください。
過剰蓄積による疾患や症状
疲労、手足の灼熱感、胃腸障害、色素沈着、皮膚角化症、皮膚ガン
汚染源となり得るもの
残留農薬(野菜、果物)・井戸水・温泉水・海藻・魚介類・排気ガス
どこから私たちの体に、ヒ素が入ってくるのか?また、どれだけ体に溜まっているかは検査するしかないですね。
解毒ミネラルはセレン、亜鉛、マグネシウム、カルシウムです。
がんばる自分に毎日ごほうびを! 嵐アカデミー講演会の会場でまた お会いできるのを楽しみにしています。