この記事の後編です


今回は

要介護4の父を何年ぶりかに

温泉旅館に連れ出す計画でした


出かけるまで両親も緊張し

私もいろいろ案じていましたが

バリアフリールームでは

そう困ることはなかったです



⑧風呂⭐️⭐️⭐️⭐️


部屋にも半露天風呂があり

バリアフリーを謳ってました


確かに浴槽にバスボードが設置され

シャワーチェアや浴槽台もありましたが


父を入れることは最初から

断念してました

浴槽が高く しかも間口が狭い


ワタシが入ってもバスボードの

分だけ狭い不安


何とか温泉に浸からせらために

貸切風呂を予約しました


雲という名の貸切風呂も

バリアフリーというものの

部屋から地味に遠い


長い長い廊下です


父は不安定ながらもなんとか歩ける

のですが手の痺れが酷く

杖や歩行器が使えずフリー歩行

転びやしないかとヒヤヒヤアセアセ


やっと到着してドアを開けると

すぐに脱衣所

十分なスペースあり

椅子が2台あって一台は座ってもらい

一台は脱衣カゴを乗せて

着替えのできるところは

自分でやってもらう


ちなみに介助者の私と母は水着で

入湯しました

洗い場は広くシャワーチェアがあって

便利でした


浴室に広いスペースがあり

介助者が一緒でも余裕の広さ



湯船に入る際は

浴槽に渡している板の丸い部分が

縦に動くのでお尻を乗せて

中央に身体をずらしてから

脚を入れる


170センチ身長がある父もお尻を

底について肩までつからせて

足が伸ばすことができ

介助者も一緒に入ることのできる

広さでした


湯船から見える外の青々した景色が

実に開放感があって良き


爽やかな風が吹き

ついつい長湯になってしまいそう


心臓も悪い父は長湯は禁物です



さてこのお風呂

前もっての予約はできず

チェックイン後に1時間単位で

予約するシステム


有料で¥3300でした


体中垢すりで擦ってやり

何年ぶりかに湯船に浸かって

父はたいそう喜んでくれました


さて

このお風呂がなかった場合

大浴場に連れて行かれるか考えたら

階段がありバリアとなる


普通の風呂だと娘のワタシは

入れないから

やっぱり貸切風呂で正解でした



⑨サービス⭐️

私たちが泊まった日は

大きな観光バスが到着し外国人が

多く宿泊してました


インバウンドの波❗️


多分満ぱい状態だったのでしょう


チェックインの際に

義母が食べれないものを伝えると

「自分で取り除けてください」

という答え驚き


またお祝い旅行なので

晩御飯の際にちょっとした

お祝いプレートみたいな物を

出してもらえないか?

と聞いてみたら

「そういうことはちょっと…」

という言われてしまった


実際も何もなく終わり

アニバーサリー感を演出することが

できずに無念でした



前もって言わなかったこちらの

落ち度もありますが

旅館としてもおもてなしできる

チャンスのはず




極め付けに

チェックアウト後に家族の

集合写真を撮ってもらえないかと

スタッフの方に頼むと


「…え(今忙しいんですが)

もうみなさん揃ってるんですか?」


と 不快感を露わにされ


結局は撮ってもらえたのですが

いちいち感じが悪い


こういう反応をされた経験はなく

一つ一つは納得してたけど

これまでの数々の塩対応に半ば

呆れてしまいました


サービスのバリアフリーとは

いかなかったわ


一方で

カラオケルームや卓球などが

楽しめて

(もちろん有料)

両親は楽しんでました



⑩コスパ⭐️⭐️


一泊1人¥27,000

高級とまではいかないが

決して安くもない


マナーの悪い外国人が沢山いて

気にならなかったと言えば嘘になる


相場観としては

無料のサービスやおもてなしの心を

期待できるのは3万越えからかな


とはいえ

総勢7名分を我が家が負担するので

予算としてはこれが精一杯



今回はコスパよりバリアフリー客室

ある無しが優先だったから

致し方ないのかも

こちらに

2度とお世話になることはないです



ホスピタリティとバリアフリーは

いつも表裏一体ではない


…ってことを学びました



両親と義母

どちらにも喜んでもらえたから

プライスレスの価値があったと

せめて思いましょう


星評価平均は2.7という

渋い結果です