モニターを視て、先生が一言
「はい。いいですねー。きれいですよ。」
「糖尿病とか、大丈夫ですか?」
「全く問題なし。大丈夫ですよ。」
最近、同期が糖尿病になって、毎食ごとにインスリンを射ってるので、気になって聞いた。
続いて血液検査。
会社の健康診断や人間ドックでは、採血は項目ごとの試験管?に3本ぐらいやのに、今回は6本ぐらい採ってもらった。
結構な検査項目である。前回のコレステロールの時よりも多いような気がする。
採血中に看護師のおばちゃんに聞いたら、1番大きい1本だけはウイルス検査で外注に出すので、結果は後日となるそうだ。
残りは全て即この病院で検査し、結果がモニターに上がってくる。それも、1項目ごとタイムリーに!
先生は各項目を見ながら
「いいですねー。」
次々に上がってきて
「いいですねー。十分採れますよ!」
と、嬉しそうに説明して下さった。
最後に、肝機能ガンマとコレステロールが上がってきた。この2項目は黄色で表示され、絶対目につくものであった。
僕らの世代は「ガンマ」と言えば
「スズキのガンマ」で、50cc、125cc、250ccのバイクのことが頭にある。
それで、肝機能のガンマとバイク(排気量)のガンマをかけて、酒飲みのおっさん連中は、
「50ならまだまだ、3桁に行ってもまだ大丈夫。」って感じで飲んでる人もいる。
そんなことで、僕は125ぐらいなら問題ないと思っていた。
ところが、にっこり先生が
「あっ!これはダメやね。あーぁガンマとコレステロールがひどい。」
「えっ!」
僕とコーディネーターさんは顔を見合せ唖然とした。
にっこり先生のモニターにがぶり寄り、3人で顔を見合せた。
僕よりもコーディネーターさんが、あたふたしていた。
僕はいつもの数字のような気がしたが、雰囲気が違う。
今回、コレステロールは関係ないし、それ以外の血液検査は前回OK って、コーディネーターさんから聞いていたのに、油断したのか?
にっこり先生が難しい顔で
「コレステロールは項目外だからまだいいんだけど、ガンマがねー。」
「うちの基準値はガンマが54なんですよね。骨髄バンクの規定値はどーかなー?」
モニターの数値はコレステロールが250で、ガンマが75だった。
3日まえの酒でやられたのか?
池ちん課長の甘い言葉にやられたのか?
初夏の検査結果のガンマ値は覚えていない。
でも、11月の会社の健康診断のガンマ値は、たしか95ぐらいだったと思う。
毎晩飲んでいた。
にっこり先生が骨髄バンクの規定値表を探しだした時に、コーディネーターさんがあわててカバンから出して、3人で見た。
ガンマの規定値は3桁の100!
3人で「100、百、ひゃく!よかったー」
ほっ。
「よかったですねー。うちの規定値よりゆるくて。まっ、合格にしましょう!」
結局、人間ドックの規定値だったのかな?
もう、少しでコレステロールの薬を飲んで再検査だった。
これでウイルス検査以外は合格となった。
今回の採取前健康診断で思ったことが2つある。
1つ目は、ドナーの骨髄液が患者さんの身体に入るから、入念な検査をしていただいている。これは、僕自身の健康状態についてだ。つまり、胃カメラ、検便、腹部エコー、眼圧等はないが人間ドックのようだった。かなり、精度は高いと思う。
ウイルス検査なんかしたことなかった。
最新鋭の設備と、こんなに大きな病院の現役バリバリのドクター!
それに、各項目が丁寧である。
患者さん、僕の身体を調べて下さって、ありがとうございます。
2つ目は健康管理について。
酒はかなり減らしていたが、油断していたので、赤点ギリギリとなってしまった。
初めにコーディネーターさんと、規定値と、初回の検査結果を照合して、しっかりと打ち合わせをすればよかったと思う。
もう少しで、患者さんに迷惑がかかるところだった。
コーディネーター様、先生方、お疲れさまでした。
⑤に続きます。