かなり地域限定の話になりますが、ごめんなさい。
皇居周辺コースをボクは時計回りに走っています。
ほとんどの人は反時計回り。
たぶん陸上競技のトラックが反時計回りだからだと思うのですが、マラソンの場合あまり関係がないので、ボクはより多くの人が観察できる逆方向で走っていると言う訳です。
人間観察と言っても、アッと言う間の擦れ違いですから何を読み取れる訳ではなく、「あー、この人かっこいいな」とか「この人、ボクと同じでしんどそうだな」とか「いいなカップルで楽しそうに走れて」とか他愛無い感想しか浮かんでこないのですが、これが結構気晴らしにはなるんですね。
さて、このような感じですから擦れ違う人をいちいち覚えているほど観察していないのですが、何回、何十回と走っていると気になる人が出てくるものです。
「あれ?あの人この間も走っていなかったっけ?」
ボクにもひとりいます。
それは、かなり年配のおじいさん。
からだも小さく、やせていて、おからだの具合がどこか良くないのかスムーズに走れないのですが、それでも前に向かっていつも一生懸命少しずつ走っている。
こちらはいつも勝手に土曜日や日曜日の思い立った時間に走っているのに、一旦気になるとかなりの頻度で会う訳です。「もしかして、このじいさん、ズーっと走っている訳じゃないよね。」と思うくらい。
しかも、そのじいさん、否!おじいさんですが、一昨年のナハマラソンに出場していたんです。
現場で「えぇぇぇぇ!!!?」
大丈夫か?干からびて死んじゃうんじゃないか?
その次の春になりランナーがまた皇居に集まってくる頃、「大丈夫かな?」と心配しながら走っていると、やっぱり走ってる。
しかし、今シーズンは全然会うことなしにここまで来てしまいました。
「うーん、、、」
しかし、今日久々に元気な姿を発見!
くせのある走り方はそのままで、しかし!ウェアは新しくなってる!
思わず駆け寄って「おじいちゃん、おニューですね?」と声を掛けそうになってしまいました。
嬉しかったなぁ。
なんだか、応援していたつもりが応援されていたような。
俺ができるんだからお前らができなくてどうするって言われているような。
人にはそれぞれ走る目的があります。
それは、誰かが決めるものではなくて自分で決めるもの。
走り続けても、途中でやめても、それは自分が決めること。
あのおじいさんを見ると、決めたことにひたむきになることの大切さを改めて感じます。
おじいさん、あなたはそんなことは関係なしに明日も走るのかもしれません。
素敵な時間に包まれますように。
じゃ!