今回の地震は、東京は震度4程度で直接の大きな影響はなかったのですが、これがもし東京に被害が集中していたらどうなっていたでしょう。


東名高速道路・牧之原の陥没にように首都高速道路が崩壊、電気、水道、ガスなどのライフラインが寸断され、火災が発生…


そんなシミュレーションはとっくの昔に行っているし、会社で避難訓練とかもやっているのに、いざ直面したらどうしたらいいのか分からないことがいっぱい起きてしまうのではないでしょうか。

一説には直下型が来たら10万人死ぬ?えっ?その中にボクはカウントされているの?


果たしてシミュレーション通りに人は動くのか?

千葉都民、埼玉都民が被災した時、どのように自宅に帰ることができるのか?

その時、どれくらいの間被災地に留まらなくてはいけないのか?

個人個人での不安を上げるときりがありません。


また、証券取引所をはじめ金融機関が活動を停止してしまうと、世界中にその情報が伝播し、株や円に大きな変動をもたらします。

その結果が、直接的な被害だけでなく国や個々の企業にも大きなダメージを及ぼしてしまう。


「政治なんて、どうせ崩壊しているからどうでもいいだろう」なんて思うと意外にそうではなくて、ルールにそった事は官僚にできても超法規措置に準ずるような早急な復旧作業の指示は政治が介入しなければできない訳で、東京の首都機能が停止した時の日本全体への影響は計りしれません。


そう考えると、やはり今の東京一極集中の体制に無理を感じてしまいます。

以前、兵庫県知事が「関東で大震災が起こった場合、関西地区の出番だ」と発言し大顰蹙をかいましたが、地方分権を強化することでリスク回避を行うことも考える時期にきているのではないでしょうか。


元々の東京(関東)出身者には理解できないことかもしれませんが、東京には闇が多すぎる。

「東京でしかできない何かがある」

漠然とした感覚も含め、地方出身者は東京を目指します。

別に東京が好きで出てくるのではなく、何かわからないけれど、地元には無くて東京にはあるはずのチャンスを求めて東京に住みついてしまう人が多いように思います。


そして、現実に職業や余暇、生活に至るまでの情報や機会の量が圧倒的に違うため、そこから抜け出せない。


広告の仕事をしていると特に強く感じます。

全国の新聞社やテレビ局がほとんど全て東京支社を置いて、そこでの売り上げが会社を支えている現状は、まさに東京なくして地方はないことを示しているように思えてなりません。


田舎者の発想が抜けていないと言われればそれまでですが、地方がもっと自立してゆかなければ閉塞感からの脱却は難しいでしょう。


戦後に日本を復旧させるためには官民ともに一極集中で物事を決断し実行に移す必要がありました。

しかし、今日本は頭だけ肥大化し、手足がやせ細っているように見えます。


道路族と言われる政治家が、「中央で決めた地方のインフラ整備さえ行えば地方経済が活性化する」と思いこんで続けてきた施策の構造に限界がきているからではないでしょうか。


道州制にしたから全てが解決するわけではないのですが、もっと東京から人がいなくなるという視点でこれからの日本の構造を考え直してみるのもいいと思います。


沖縄なんてまだまだ発展する要素がいっぱいあると思うんだけどなぁ。


じゃ!