シャープだけ!」って5秒CMが最近流れています。
一番最初に気づいたのがテレビ朝日。
佐藤隆太のバージョンの後にテレ朝の「地デジは5ch」を紹介する映像が流れた後に水川あさみバージョンで締めるパターン。
今までのCMの世界は、一般的に番組提供社のCMは30秒で、スポットCMは15秒という売り方が一般的で、テレビ局の営業もかたくなに守ってきたし、代理店もそれをテレビ局のせいにして、売り物のバリエーションを広げようとしなかったから、昔あった5秒CMなんて死後の世界かと思っていたら、復活。
でもなぁ、結局テレビ局の告知とはさんで、売れ残りの枠に押し込んだんだろうな、、、と思っていたら他の局では単発で放映し始め、ちょっとびっくり。
ホントCM枠が売れないんですね。
たぶんテレビ局も代理店も、「このような時代だからクライアントの要求に応えて」なんて言っちゃうんだろうけれど、裏を返せば「こんな時代にならなければクライアントの要求なんて聞かなかった」ということですね。
5秒CMの是非は、商品によって違ってきますからここでは述べませんが、CMの多様化は消費者にとって情報の伝わり方が最適化されるという観点からは賛成です。
CMの枠の売買も長い歴史の積み重ねの中で今の体制に落ち着いていますが、この世界を作ったテレビ広告の誕生期、成長期を支えてきた人たちはそろそろ一線から退場してきています。
そうすると何が起こるか?
そう、今の仕組みが誕生した背景の理解が引き継がれなくなり、保守的な風潮だけが残ってしまいます。
今、宣伝部門に配属される新人たちに「テレビCMは提供の30秒とスポットの15秒が基本」と教えると「基本」の部分を「なぜ?」って聞かずにルールだと思ってしまう。
広告代理店の人もそうです。
「なぜ、そうなったのか」という背景がわからないから、それ以外の売り方は「面倒ごと」ということになってしまうのでしょう。
5秒CMが増えると、それはそれでウルサイことになると思います。
大切なことは、いかに消費者に生活を向上させる大切な情報を伝えるかということです。
テレビの存在感は今相対的に低くなっています。
一部の大手クライアントを味方につけて番組を作り、余った枠をスポットで売る。
そんな単調な商品ラインナップではいずれ無理が来ることでしょう。
そしてそれは旧態依然とした企業の宣伝部にも言えることだと思います。
あれっ? 耳が痛い・・・