お前が泣くから、雨が降るんだ。

お前が笑えば雨は止み、晴天が顔を出す。


そんな存在が俺にはいない。

いるといえばいるのだが、そばにはいない。

手の届く距離には置かないようにしたんだ。



俺は守るのが下手だから、すぐに誰かに取られてしまう。それが1番いいのだと心が思うから。


だからって殴る事ないじゃないか。

耳を殴るな。


勝手にいったのはお前だろうw

俺のせいにばかりしてw


まっ、そばにいたければ俺は全然構わないけど。



終わり。



死んでもいいから、自由になりたい。



そんなに偏ってしまったら逆に無理だろうけど、



肩の力を抜いて、口から息を吐く。


そういってほら、また固くなる。


目を覚ますと僕はショッピングモールにいた。
隣接した映画館などかなり充実した施設の中で僕はどうやら眠ってしまったようだ。

誰ときたのか、ここで何をしているか、自分でもよくわからなかった。

ただモール内にお客さんがいなかった。時間は何時だろうと、時計を見ると午後1時になっていた。
お昼時に買い物をする人がいないなんて…と思いながら僕はフラフラと辺りを確認するかのようにフロアを徘徊した。
どうやら店員も、客もこのモール内には本当にいないようだ。急に淋しくなって帰ろうとした。

すると…向こうからドナルドダックのような、クチバシが異常に長い、さも中国のニセ者みたいだ。

『ああー、ここにおったかんか、アンタおらへんとはじまらへんよ、いこか!』まさかの関西弁に度肝を抜かれたが僕はなんで自分が呼ばれているのか理解できなかった。『なんで僕?なにが始まるんですか!?』するとドナルドはもったいつけて『フフ、この日の事を待ちに待ってたんちゃうんかい、もういくで。みんなまっとる。』

走って連れて来られたのは隣接した映画館の外にある巨大駐車場。驚いたのは人、人、人。
見渡す限り人だらけ。目の前に飛び込んできたのは…

2008年、世界チャリティーロックフェスティバル

と書かれた看板。


地面に寝転んで酒をラッパ飲みしているミッキーのようなネズミ野郎、女子高生のパンツを堂々と携帯で撮影しているミニーさん。
向こうにはドラえもんみたいなリアルな顔立ちで身長がめっちゃ高い、赤色のドラえもん。

中国のニセテーマパークのような風景。
人々はみんな笑顔でロックフェスティバルを楽しみにしているようだ。

ドナルドに腕を引かれて関係者入口まで連れて来られた。
『アンタは最後のトリやで。いつもみたいにかましたれ!』
俺、出場者なの!?『ホラ、始まるで!!』

舞台の端っこからステージを見ると、、。


エリッククラプトン!!!?レイラにティアーズインヘブン!?
僕はエリッククラプトンが大好きだ。涙が出そうになったんだ。

続いて、ツェッペリン!!!!マジで目の前にいる!!ジミーが僕に手を振っている。マー君、おいでよ、君も歌うんだ!!唾を吐きながら歌う声には人の何かを壊し、そして救ってくれるなにかが宿っているように思えた。

THE BEATLES、Michael Jackson、世界で知らない人がいないくらい有名で、かっこよくて、いい音楽を歌う彼等。



これは夢だ。夢でいい。彼等は僕や人々の夢の中で生きている。

僕はお腹が痛くなってきた。そうこうしている間に僕の出番がやってきた。もう無理だ、こんな人達のあとに僕が歌うなんて…自分でもわかるくらい顔が真っ青になっているだろう。

ドナルドが背中を押す。
『見てるで、はよ会場をぶち壊してこんかい!!!』
その言葉を聞いて僕は一歩でステージに上がった。


会場はざわめき始める。それは僕を知らないからだろう。
僕のギターがセンターに置いてある。この空間を僕は楽しんでいるように、時間をかけてギターを首にかけた。

音を少し鳴らし、チューニングを合わせた。
後ろでベースを抱えている人。

僕の大親友のみっくんだ。しかし彼はベースどころか楽器に触れた事さえないはず。しかし気にしなかった。

スネアを叩く音がした。振り返るとタカシ君がいた。
タカシ君も楽器どころか特技がない。
しかしそこに座るとなにかやってくれそうな気がした。

僕は目をつむり息を吐いた。勢いよく唾を吐き出しながら『Help!!』と叫ぶとみっくんがついてきた。弦を切れんばかりに引っ張って渋い音を効かせる。

ドラムのタカシ君がスムーズに僕等の奏でる音に加速をつける。

練習もしてないのに、完璧に。

もう会えないと思っていたのに、偶然に。


僕等は加速して会場を置き去りにする。





どちらも古い友人だ。みっくんとは今でも仕事を共有している。今度書くよ。暇があったら。


タカシ君は、、、。消えてしまった僕等の仲間だ。今はどこにいるのか、なにをしているのかわからない。

でもいいと思う。ここで会えたんだから。

きっとまた会える。そう確信するから僕は日記に書いたんだと思う。



終わり