6月22日(火)になりました。
東京都大田区の行政書士しょうぶです。
さて、行政書士以外の資格(司法書士や社会保険労務士など)の取得を目指す、いわゆる「ダブルライセンス」を狙いにいく場合、まずは「本当に必要かどうか」を十分考える必要があります。
例えば、労務手続などにも携わりたい場合に社会保険労務士を目指したり、会社設立業務や相続業務などで登記申請手続まで携わりたい場合に司法書士を目指したりと、そうしたことであれば積極的にダブルライセンスを狙ってもいいと思います。
ただ、例えば「行政書士の資格だけだと食べていけるか不安」だとか、行政書士として登録開業する前から何かと不安なこともあってダブルライセンスを目指してみるとか、そうしたケースだと個人的にはダブルライセンスを目指すのはよくよく考えてからにした方が無難だと思います。
はっきり言ってしまえば、ダブルライセンスを取得したからといって必ずしも食べていけるようになるわけではないでしょうし、そもそも行政書士の仕事は実に様々であり、行政書士の資格だけでも十分やっていけるはずです。
また、実務家として登録開業することを先延ばしにしてダブルライセンスを目指していく場合ですが、そうすると士業者として仕事ができるのはいったいいつになるのか見通しがつかなくなりかねません。
そうした場合は、まずは行政書士として登録開業をして、仕事に携わりながら他の資格取得が可能かどうかを検討していった方がいいと思います。
いつまでも実務家として仕事をするのを先延ばしにしてダブルライセンスを目指していくと、おそらく行政書士登録のタイミングを長期間逸してしまうでしょう。
ということで、個人的には必ずしもダブルライセンスの方が活躍できるとは言えず、目指す人の目的次第だと思います。
本当に必要性があり、明確な目標をもっているのであれば真剣に目指していくのも十分ありです。
そおあたりが漠然としている場合は、一旦立ち止まってじっくり考えてみるといいでしょう。