スチル・ネタバレありです!
薄桜鬼ポータブル(PSP)を未プレイの方や、攻略中の方はご注意下さい!
※攻略や、夢小説ではありません。
薄桜鬼ポータブルのソフトが手元から無くなる予定になりそう
でも後々内容を思い返したい!
……と思ったので、ゲームのスチルシーンそのままです~(スチル出現前後)
【恋情想起・八】
最後の戦いが終わった二人は、雪村の故郷で平穏な日々を過ごしていた。
前編
彼のか身体は今も労咳に蝕まれているけど……。
血を欲する衝動は消え、私たちは穏やかな日々を幸福に暮らしていた。
満ち足りた日々はまだ終わらない。
明治二年 四月ーー
草原に花々が咲き誇り、春の優しさが世界中を包んでいた日の話ーー。
柔らかな春の陽射しに、心が浮き立ってくる。
洗濯物も終わったし、次は食事の準備かな。
そ「千鶴」
ふと声をかけられて、私は後ろを振り向いた。
ち「総司さん」
名前を呼ばれるだけで、つい笑顔になってしまう。
ち「おはようございます。体調はいかがですか?」
そ「千鶴。ちょっと僕の事気にしすぎじゃなんじゃない?心配しなくて大丈夫だよ」
ち「で、でも気にならないわけないじゃないですか……」
もごもご反論する私に、彼は小さく苦笑した。
そ「体調なら落ち着いてる。咳だって全然出なくなった」
そ「君が毎日かいがいしく世話してくれたおかげだね」
もし病が完治したとしても、見えない傷は残っている。
命を削って力を生む、羅刹という存在……。
その力を使った反動は、総司さんの身体に今も深く刻まれているのだった。
そ「千鶴。朝から、そんな暗い顔しないで」
からかうみたいな相変わらずの口調で、
総司さんは言う。
そ「それより大事な話があるから、心して聞いて欲しいんだけど」
ち「は、はあ……」
唐突な切り出しに、私は少し戸惑った。
改めて話すことなんて、何があるんだろう?
そ「あのね。そろそろ僕は、君と婚姻でも結ぼうと思う」
ち「え………?」
紡ぎ出された言葉に、私は激しく混乱した。
婚姻?
婚姻って、あの?
そ「あれ、そんなに意外?僕はいつ切り出すかずっと悩んでたんだけどな……」
冗談みたいな言葉とは裏腹に、彼の声音は真剣そのものだ。
そ「資金に余裕はないから、華やかな事はできないし、立派な式も挙げられない」
そ「だけど、千鶴。僕は、君をお嫁さんにもらいたい」
ち「そ、総司さん……」
まっすぐな彼の眼差しは、私だけを見詰めていた。
そ「僕たちの場合は誰かに認めてもらう必要もないし、あとは君の心次第だよ?」
総司さんは小く首を傾げ、私を見詰めながら続ける。
私は……
《選択肢》
☆お嫁さんになりたい!
本当にいいんですか?
後編へ











