農協カンカン・公明と距離 | 雑雑談談

農協カンカン・公明と距離

自民 参院選が怪しくなってきたゾ
(日刊ゲンダイ2013/3/22)
「日々担々」資料ブログ
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農協カンカン・公明と距離・県連分裂

◆圧勝ムード一変

「7月の参院選では自民・公明で過半数を取り戻す」と“ねじれ”解消に
息巻いている安倍首相。依然として高い支持率に、党幹部からは
「単独過半数もイケる」なんて声も出ているが、先週から急に風向きが変わってきた。
大切な支持者である「農業団体」が次々と離反しているのだ。

「15日に首相がTPP参加を表明して以降、JA関係者から『衆院選で応援したのに
裏切られた』『農家を潰す気か』といった電話が毎日のようにかかってきます。
地元のJAに説明に行きましたが、みな冷ややかでしたね。
JA北海道はすでに『参院選で自民候補は支援しない』と決めましたが、
東北のJAもこれに続く勢い。頭が痛いです」(東北の衆院議員)

主戦場となる参院選の1人区は31。その8割が農村区だ。
安倍は必死に「守るべきものは守る」と言っているが、具体策は示せていない。
このまま農村部で自民離れが進めば、勝敗ラインとしている「1人区25勝」が遠のく。
JAだけでなく、公明党との協力関係も微妙だ。もともと、タカ派で憲法改正に
積極的な安倍とは「水と油」。年明けから公明が執拗に求めた
「消費税8%時の軽減税率導入」も、安倍は冷たく切り捨てた。

公明との調整役である石破幹事長も今月初め
、「選挙制度改革は3月半ばまでにやらないといけない」
と勝手にゴールを決め、火に油を注ぐ始末。
「埼玉選挙区から出馬する候補に、推薦を出して欲しい」と公明から懇願されても、
石破は「うーん」とうなったまま。公明側は「学会票は欲しがるくせに、
こちらの頼みは聞かないのか」とカンカンで、自公の距離は年末の衆院選時より、
確実に広がっている。

「北海道や愛知などの複数区では自民の分裂現象も起きています。
党本部が『1人しか擁立しない』と決めたため、その『1枠』をめぐり、
県連が2分裂、3分裂しているのです。予備選などで候補が一本化されても、
敗れた方は参院選で真剣に支援しないでしょう。
複数区でも取りこぼしがありそうです」(政治ジャーナリスト・小谷洋之氏)
6年前の参院選では、わずか37議席と歴史的な惨敗を喫した安倍。やはり参院選は鬼門か。