日本経済の行方 | 雑雑談談

日本経済の行方

軒並み安となった電機メーカー株と終わっている製造業
NEVADAブログ
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/より

日本の家電・電気メーカー株が軒並み売られ、今やどの会社が成長するかではなく、
どの会社が「生き残るか」になってきており、このままいけば日本の家電メーカーは
すべて「消滅」することもあり得ます。

パナソニック 終値 388円 -23円(-5.6%)
ソニー     終値 913円 -21円(-2.25%)
シャープ    終値 154円 -11円(-6.67%)
富士通    終値  283円 -11円(-3.74%)

パナソニック株は400円割れを演じておりますが、
このままいけばシャープ株のように経営危機に陥り、1
00円台に暴落することもあり得る状況になってきているのを経営者以下社員は理解していません。

今や『巨大企業だから大丈夫』ではなく、
『巨大企業だから人件費も稼ぐことができず危険』という状態になってきているからです。
上記の巨大企業が生き残るかどうかは単純です。
『これら企業がなくて困る製品がありますか?』

これに尽きます。

上場している巨大企業だから何でも作っていて売れるものは何でもある、
というのではなく、オンリーワンである、即ち、マーケットシェアが50%を超えており
市場コントロールが効いておりその会社がなくてはならない状態にある製品が
どれだけあるか、にかかっているのです。

今のパナソニックにそのような製品があり、どれだけ稼いでいるでしょうか?
極端な言い方をすれば、パナソニックという会社がなくても
世界は困らない状態にあると言えるのではないでしょうか?

今やパナソニックがないと困るのは、消費者ではなく、
従業員と株主と会社関係者ではないでしょうか?
消費者が『パナソニック製品ではなくハイアール製品を買えば事足りる、
他のメーカー品でよい』と判断しているとすれば、だれがパナソニック製を買うでしょうか?

今の日本メーカーは自分の為に製品を作り、販売しようとしており、
これでは世界で太刀打ちできません。
ここドバイでとんでもない話を聞きました。
ある大手電機メーカーがこのように言ったというのです。

『自社製品のマークをなくしてもよいから製品を中近東で売りたい』
誰でも知っている超有名な企業がこのような情けないことを言っているのです。
自分ではもはやマーケティング出来ないので、サムスンであろうがハイアールであろうが、
その他の三流メーカーであろうが、とにかく名を捨ててでも製品を売りさばきたい、
となっているのです。

これが上場大企業がいう言葉でしょうか?
それほど焦っている証拠ですが、いずれ業績の大幅下方修正があるでしょうから、
思いっきりこの会社の株を空売りしておけばさぞ儲かるでしょうが
情けないというほかありませんし、これが日本の上場企業の実態とすれば、
もはや日本の製造業は終わっています。
日本経済は今や「終わりつつ」あると言えます。