小沢一郎氏の控訴審第一回公判 | 雑雑談談

小沢一郎氏の控訴審第一回公判

小沢一郎代表無罪確定が逆襲開始の号砲になる
植草一秀の『知られざる真実』
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-1606.htmlより

「国民の生活が第一」代表の小沢一郎氏の控訴審第一回公判が開かれ、結審した。
指定弁護士側の証拠請求はすべて却下された。
11月12日に判決が言い渡される。
証拠調べが行われなかったことから、
一審無罪判決が維持される可能性が極めて高い。

2009年3月に始まった検察による小沢一郎氏に対する謀略総攻撃が
一段落することになる。
しかし、これまでの不合理、理不尽な攻撃の軌跡を踏まえれば、油断は禁物である。
無罪判決と指定弁護士の上告断念を確実に見極めてゆかねばならない。
また、秘書3名の控訴審も続いている。
これまた常軌を逸する不当な禁錮刑判決を撤回させ、無罪を勝ち取らねばならない。

小沢氏に対する検察権力による総攻撃は、
日本の主権者国民に対する総攻撃である。
主権者国民は検察による不当な総攻撃によって、
日本の民主主義を破壊された被害者である。
この3年間の意味をじっくりと考察し、国家権力の暴走を食い止めてゆかねばならない。

明日9月28日、午後6時半より、東京池袋の豊島公会堂において、
「小沢一郎議員を支援する会」主催のシンポジウムが開かれる。
日本政治の刷新に向けて、一人でも多くの市民の参加が求められる。
シンポジウムの概要は以下の通り。

日時  平成24年9月28日(金)
    午後6時~午後9時

場所   豊島公会堂
     〒170-0013
     東京都豊島区東池袋1-19-1
     TEL:03-3984-7601

テ ー マ 「小沢一郎政治裁判は何をもたらしたか」



講  師  経済学者       植草 一秀
(予 定) 国会議員 参議院議員 森 ゆうこ
(敬称略)       衆議院議員 川内 博史
             衆議院議員 東  祥三
             衆議院議員 小林 正枝
             衆議院議員 岡本 英子
             衆議院議員 三宅 雪子
             参議院議員 姫井由美子
                  (他多数)
      有 識 者 文藝評論家 山崎行太郎
           元衆議院議員 二見 伸明
           市民連帯の会代表 三井 環
                   (他多数)

入 場 料   応分のカンパをお願いします。
(事前申込不要 定員数になり次第受付終了)



詳しくは「小沢一郎議員を支援する会」サイトをご覧ください。


日本の民主主義革命が始動したのは
2006年4月の小沢一郎氏民主党代表就任のときである。
解党寸前の状況に追い込まれた民主党の代表に小沢一郎氏が就任した。
民主党の躍進はここから始まった。

2006年4月の千葉七区衆院補選で、小沢民主党は奇跡の逆転勝利を掴んだ。
ここから大躍進が始まったのだ。

2007年7月参院選で民主党は大勝。参議院第一党の地位を確保した。
2009年は、まさに勝負の年。政権交代の是非を問う総選挙が実施される年だった。
2007年7月から2009年3月までの1年半の間にも、
小沢氏を失脚させようとするさまざまな工作活動が展開された。

2007年秋の大連立構想、
2008年春の日銀総裁人事での小沢氏権威失墜謀略工作、
2008年秋の民主党代表選挙への牽制。
メディアは複数候補による代表選を主張し続けた。

いずれも、小沢氏の影響力を低下させるための工作、謀略であったと考えられる。
しかし、これらの「揺さぶり」工作を撥ね付けて、
いよいよ総選挙に臨む局面を迎えたのが2009年の年明けである。

断末魔の自民党は麻生太郎氏を首班に担いで政権を担当したが、
この麻生氏は警察庁長官経験者の漆間巖氏を官房副長官に起用した。
日本の秘密警察組織と言える内閣調査室および公安調査庁は
麻生氏の祖父にあたる吉田茂元首相が創設した。
吉田茂は日本における対米隷属の父である。

この麻生内閣の下で検察権力による小沢一郎氏攻撃が本格始動した。
現在まで続く検察権力による小沢一郎氏攻撃の内容は、驚くほどに空疎である。

1.西松事件
2.陸山会事件
3.小沢氏起訴事件

の三つをあげることができるが、およそ「犯罪」の概念からかけ離れたものである。