九紫火星
九紫火星
◆この星の人は、燃える炎の象意をもっています。炎は熱く、明るく、活発に、
あかあかと燃えさかるものですが、それは表面だけのこと。
炎の内部へ行くほど、色合いは青く暗くなり、温度も低くなっていきます。
ゆえに、この星の人は、外見は活発、陽気、聡明で、
非常に頭の切れそうなタイプに見えますが、内面は陰気で心が暗く、
あんがいと愚鈍な考えをすることがあります。また派手好きで強情、
負けん気の強い人が多いようです。
◆意志が強固なわりには、軽率で移り気なところがあります。
寛容そうで、のんびり屋さんに見えるけれど、じつは内心は短気でせっかち、
意外と小心者でもあります。小さなことにもクヨクヨと考え込んでしまう神経質で
デリケートな面を持っているのです。
◆家など、ひとところに留まるのを嫌い、外出を好むクセがあります。
弁才があり、交際上手でもあるので、営業や接待業、
秘書などの仕事に向いています。ですが、ひどく移り気なところがあるので、
いろんなことに熱心にアレコレと手を出しては、
すぐに飽きてしまって、とちゅうで放ったらかしにしてしまうことも少なくありません。
◆陰気なときには極端に沈み込み、陽気なときには大いにはしゃぎます。
ほんらいは感情の起伏が非常に激しいロマンチストで情熱家なのです。
また、思い立ったことは一瞬でも我慢できずに、大した計画もなく着手してしまったり、
『口の障り』ゆえに秘密にしていなければならないことを
軽々しく口外してしまったりと、あとで後悔することも多いでしょう。
◆自分の性質を反省しない人の中には、怜悧さと弁才にまかせて人を惑わし、
災厄の火元となる人もいるようです。
◆この星の人は頭領運をもっています。とくに女性は、夫に代わって家業を営んだり、
寡婦となって家業をさかんにしたりという、
いわゆる強い後家運をもっています。
つまりは『女主人』『女社長』『女王さま』の星なのです。また、早くから親兄弟、
あるいは親しい友人と遠くはなれて苦労したり、
ひとりぽっちで寂しい晩年をおくったりするひともいるようです。
◆自身の教養や弁才に奢(おご)ることなく、移り気を抑えて正直さを心がければ、
周囲の人々の人望を得て、トップに立つことができるでしょう。
才能や才気があるのに、なかなか認められないため、
つい不平不満をいだきやすい性質ですが、それを口に出さず、
ふりまわされないことが、運気上昇の鍵です。
今回で全部、掲載しました。保存版と言うことで気になる時がありましたら
またお越し下さいませ。