スポニチアネックス 3月31日(日)7時1分配信

 ◇女子ゴルフツアーアクサ・レディース第2日

 堀奈津佳(20=サマンサタバサ)が前半でツアー歴代2位に並ぶ29をマークするなど、10バーディー、2ボギーの64で回り、通算11アンダーの133で単独首位に浮上した。ホールアウト後、初日に特別規則について誤った措置をしていたことが分かり、過失を自己申告。失格でもおかしくないケースながら、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は特別規則の通達が「誤解を招く文章だった」と非を認め、ペナルティーはなかった。2位に3打差で初優勝をかけた最終日に臨む。

 初めて首位に立ち、堀は目を輝かせながら公式会見を終えた。1番ではラフからのショットが他の選手の球に当たって1メートルまで寄ってバーディー。8番パー5では3打目が旗に当たって2メートルのバーディーパットを沈めた。ショットが絶好調の上に運もあり、7バーディーを奪った前半の29はハーフのツアー歴代2位の記録。自己ベストの64を叩き出した。「何もかもうまくいき、夢のような一日」は心からの感想だった。

 だが、その後に思いもよらぬ展開が待っていた。先輩プロの諸見里から今大会の特別規則について、「初日に誤った措置をしたと噂が出ているけど本当?」と聞かれ、自分の間違いに気付いた。

 大会前に降った雨の影響で、この2日間はフェアウエーとラフでボールを無罰で拾い上げて拭ける特別ルールが認められていた。ただし、ボールは元の位置に戻さなければいけない。これを堀は、以前に経験した元の位置から6インチ(15センチ)の範囲内で動かしていい「プリファードライ」の特別ルールと勘違い。この日は一度も拾い上げなかったが、初日に「5~6回」、ボールを移動させて69を出していた。

 諸見里に指摘を受けた堀は号泣しながら競技委員に自己申告をした。だが、LPGAは特別規則の通達文が「不手際があると認めざるを得ない。ボールを元の位置に戻すと明確に書いていない。混乱を招いた」(江間陽子競技委員長)と非を認め罰則を科さなかった。

 特別規則を厳格に適用した選手もいて、裁定は公平さを欠く。堀は涙が乾いた後、ルール誤認を「恥ずかしい話で思い込みがあった」と認め、申告したことについては「後悔だけはしたくなかった」と説明した。初めての優勝争い。20歳は後味の悪さを残して最終日を迎えることになった。

 ≪男子では失格例も≫男子では、同様のケースで失格となった例がある。06年日本プロ選手権初日、ボールを無罰で拾い上げて拭き、元の位置から再開するという特別規則があったが、尾崎直、深堀、丸山大の3人はルールを誤認して1クラブレングス以内に置き直してプレーを続行。スコアカード提出後に誤った措置が発覚し過少申告で失格となった。尾崎直は首位からの悲劇だった。

 ◆堀 奈津佳(ほり・なつか)1992年(平4)7月6日、徳島市生まれの20歳。10歳でゴルフを始め、中学2年から上田桃子、諸見里しのぶがいた江連アカデミーに入門。藤井学園寒川(香川)ではナショナルチームに選ばれ、アマで実績を残す。11年のプロテストに2位で合格。ルーキーイヤーの昨年は賞金ランク72位ながらも、下部ツアーで2勝。今季はツアー出場予選会(QT)から参戦。1メートル59、50キロ。







初開催とこはいろいろ出てくるねェ・・・


優勝してから指摘されるよりエエけど