デイリースポーツ 3月9日(土)6時59分配信

 「ダイキンオーキッド・第1日」(8日、琉球GC=パー72)

 国内女子ゴルフの開幕戦で、プロ2年目の山村彩恵(20)=サマンサタバサ=が1イーグル、4バーディーの66で回り、初の首位発進を決めた。力強いドライバーを武器にツアー初優勝を目指す。1打差の2位は茂木宏美(35)=赤城CC=ら2人が続き、さらに1打差の4位には5連続バーディーをマークした金田久美子(23)=ミュゼプラチナム=ら4人がつけている。

 まばゆい太陽が降り注ぎ、初夏の陽気を思わせる南国・沖縄で、20歳の新鋭が元気いっぱいに飛び出した。66の好スコアをたたき出してプロ初の首位に立った山村は「上がってみたら、このスコアだった。バーディーが続けて来ても『うわっ』と思わず、目の前の1打に集中することができた」と納得の笑みを浮かべた。

 インスタートの10番で1・5メートルを沈めてバーディー発進すると、12番までの3連続バーディーで波に乗った。18番パー5では残り225ヤードを5番ウッドで2オンし、12メートルをねじ込んでイーグル。パー5は3ホールで2オンに成功するなど飛距離を生かした攻めのゴルフでスコアを伸ばした。

 「去年は打ち急いでドライバーがバラつくパターンが多かった」という反省から、オフの間は拠点を置く神戸・六甲国際GCで坂道ダッシュを繰り返して下半身を徹底的に鍛えた。また、東京のジムにも足を運び、体幹の強化にも励んだ。お陰で飛距離は10ヤード近く伸びて260ヤードに。方向性も格段に良くなった。

 実家は博多で寿司店を営んでいるが、本人は「生ものが全然ダメで、お寿司はほとんど食べたことがない。お肉ばっかり食べてます」と苦笑い。あこがれの選手はタイガー・ウッズ。「毎試合、必ず上位にくるし、1つ1つのショットが理にかなっている。見ている人が楽しくなる選手。私もそんな選手になりたい」と目を輝かせる。

 プロ1年目の昨年は富士通レディース7位が最高位だった。今年はツアー初優勝を目指す。「調子はいいので、あしたもチャンスはたくさんくると思う。最後まで強い気持ちで戦いたい」。昨年は斉藤愛璃がツアー初優勝を飾った開幕戦。2年連続でニューヒロインが誕生するか。