いよいよ来週末に開幕を迎える2013年のLPGAツアー。開幕戦『ダイキンオーキッドレディス』を目前に控え、小林浩美LPGA会長が今季ツアーの展望を語りました。

昨シーズンのツアーの印象から、選手層の若年化、国際化が進む日本ツアーの現状、世界で戦う日本人選手への期待など、一問一答形式でお送りします。

――2013年はレギュラーツアー36試合、ステップ・アップ・ツアー9試合、レジェンズツアー2試合、その他の競技3試合の計50試合が開催される。一年を通じてどのような試合展開を期待するか?

昨シーズンは1ストローク差やプレーオフの接戦が多く、誰が飛び出してくるかわからない展開が続きました。優勝を争う上位の選手層は年々厚くなり、その中で初優勝者が8名誕生するなど、確実に若い力も育っており、毎試合誰が優勝するか分からない白熱した試合が多く、たくさんの名シーンが生まれました。また、外国人選手の活躍もあり、国内ツアーであるけれども、競争はグローバルに展開されています。今シーズンは、より一層見応えのある試合が数多く展開されると思います。


――昨年は多くのツアー初優勝者が誕生。シード選手の平均年齢も史上最年少となり、選手層の若年化が進んでいるが、このような傾向をどう感じるか?

ここ数年は、プロになってすぐ活躍する選手が増えています。特に20代前半の選手は、プロ入りと同時に勝つんだという気構えの選手が多いです。若い選手同士がお互い競い合い刺激し合い、そして、ベテランや中堅が交じり合って競争が激しくなる中で結果を出しています。やはり高い目標を設定しているからこその結果だと思います。勝ちにこだわれば、きれいなスイングや、型にとらわれず、勝つためのゴルフが大事になってきます。


――日本人選手の活躍の一方、現在のLPGAツアーは海外の強豪選手たちが存在感を増している。彼女たちがツアー全体に与えている影響は?

世界のメジャー大会で優勝しているような選手が日本ツアーに参戦することは、日本ツアーを主戦場とする選手にとっても良い刺激になりますし、お互いの良いものを引き出してくれます。またトップレベルの戦いを常にやっていると、大舞台に行っても臆すること無くプレーできる、そういった良い影響がありますね。


――今季は有村智恵選手、上原彩子選手が米ツアーに参戦。すでに米ツアーで活躍している選手なども含め、日本ツアーの代表として海外で活躍する日本人選手に期待するものは?

今は海外の情報が瞬時に日本に入ってくる時代になりました。そういった意味では、一昔前と違ってプレーに行く側も見る側にとっても世界のゴルフツアーがより身近になっていると思います。米ツアーに参戦する選手には思いっきり戦って頂いて、いいニュースを届けて欲しいです。


――2016年のリオデジャネイロ五輪からゴルフが正式種目に復活する。日本女子チームがオリンピックで上位を狙うためにツアーを通じて取り組むことは?

米ツアーは国土が広いので、高原、高地、リンクス、砂漠といった様々なコースがあります。日本のコースはそこまでのバリエーションはありませんが、日本特有の気候や四季に合わせたセッティングの種類を増やして、世界の様々なゴルフ場に対応できるよう工夫していきたいと思っています。またオリンピックを含め、世界のツアーは4日間競技が主流です。3日間と4日間では体力面や戦い方にしても大きな違いがあるので、実際にやらなければ身につかないことがたくさんあります。また、これからの活躍が期待される選手がたくさん頑張っているステップ・アップ・ツアーは、現在ワールドランキングの対象になっていません。このツアーは文字通り、次のツアーを担う選手たちが集う舞台ですので、ぜひワールドランキングの対象競技としてのガイドラインに沿うよう改革していきたいです。これらのことは、主催者の皆様やゴルフ場など、多くの関係者の方々のご協力を得ながら、ツアーをさらに充実させていきたいと考えています。


――今季のTPDミーティング委員長にプロ5年目の吉田弓美子選手が選出された。彼女に期待することは?

吉田さんは明るくて元気が体から弾けていますよ。昨シーズンは安定した成績を上げ続け、初優勝もしました。また、チャリティ活動やイベントにも率先して参加し、ファンサービスも素晴らしい選手です。今年はその元気とパワーを、ぜひゴルフファンの皆様に届けて欲しいと思います。


――今年も沖縄の『ダイキンオーキッドレディス』で幕を開けるLPGAツアー。開幕戦で注目するところは?

ツアーの大事な初戦ですから、どの選手も緊張のなか、良いスタートを切りたいと思っているはずです。私はその緊張の1番ホールのティーグラウンドに立つ、選手の姿を見るのを楽しみにしています。その姿から溢れ出るもの…例えば、今年に賭ける気合とか気概を感じたいです。


――昨年新たに創設された『LPGAアワード』。今年の注目ポイントは?

このアワードは、トーナメント部門とティーチング部門にそれぞれ賞が設けてあります。それぞれの賞に対し、選手や会員の皆様がモチベーション高く仕事に打ち込み、その結果、試合の内容がよりエキサイティングに展開したり、ワクワク度が高まったり、また、指導者の創意工夫がゴルフをより楽しいものにしたりすることにつながるとの思いで創設しました。

その中でも、ツアーでは年間最優秀選手に贈られる最高峰のタイトルである『メルセデス最優秀選手賞』にご注目いただきたいです。このタイトルは、LPGAツアー競技の各大会での順位や出場ラウンド数をポイントに換算し、年間を通じてどれだけコンスタントに活躍したかということを評価する「メルセデス・ランキング」1位の選手に与えられる賞で、まさにその年のナンバーワンの証です。選手には、このタイトルの獲得を目指してお互い良いものを引き出し合いながら競い合い、全国のゴルフファンの皆様に熱い戦いを届けていただきたいと期待しています。


――最後に、ツアーを応援してくださるファンの方々にメッセージを。

LPGAは、より魅力的なツアーを目指していきます。お近くで試合がある際には、ぜひ会場に足を運んで頂いて、試合の臨場感を体験して頂きたいです。ゴルフは選手を間近で見ることができる数少ないスポーツの一つです。プロの迫力あるショットや音、試合の緊張感漂う空気を一緒に味わえます。
全国のゴルフファンの皆様からの応援は、選手のいいプレーを最大限に引き出していただけるので、今年もますますの応援をよろしくお願いいたします!

2013/02/27LPGAホームペジより





勉強させていただきます・・・

小林会長の御加護を!