予選落ちの悔しさをバネに上位入賞
みなさん、夏らしい暑さが続いていますがお元気ですか? 私、吉田弓美子は元気です。いつも温かいご声援をどうもありがとうございます。
早いもので、今年のツアーも前半戦が終わりました。私自身を振り返ってみると、トップ10に二度入れたし、日本女子オープンの本選から出場できる、前半戦(「スタンレーレディス」終了時点)での賞金ランキング30位以内という目標も達成できたのでよかったとは思っています。ただ、去年までとくらべて力がついてきているなと実感しつつも、もう一歩だなともひしひしと感じています。
今年こそは優勝したいとすごく思うものの、周りのレベルは高いし、勝つのはそんなに簡単じゃないこともわかっています。けれど、そういうふうに思えるようになってきたことはいいことだし、一歩成長かなとは思っています。
去年までは、予選を通過しただけで満足していた部分がかなりあったんです。でも、今年はそれだけではなく、なるべく上の方で戦いたいという気持ちが強くなってきて、それが結果になって表れてきたかなと思います。
6月最後の試合(日医工女子オープン)で6位タイに入れましたが、あれは前の試合で予選落ちしたから。どういうことかというと、今年は一度体調を崩して棄権して、その翌週も予選落ちしたことがあって、そのときに「今年はもう絶対に予選落ちしない!」と自分で決めたんです。それなのにまた予選落ちしてしまったのが本当に悔しくて。だから、「来週は絶対に上位に入ってやる!」と強く思っていて、そのとおりにできたんです。まあ、思った以上にうまくいきましたが、あの試合はもともと好きなコースでイメージがよかったので、初日からいいプレーができました。
ただ、最近は、メンタルの状態がそのままプレーに出てしまっている気がします。たとえば、少し結果が悪いだけでヘコんでしまったり。以前はそんなことはなかったのですが、「もっと上に行きたい」という気持ちが強すぎて、ちょっとでもうまくいかないと、「なんでだろう?」と考えこんでしまう。そのあたりをうまくコントロールできたら、もう少し自信がつくんじゃないかと思っています。
重く風に強い球が打てるスリクソンのNEWアイアン
プレーに関していうと、パッティングもよくなりましたが、いちばん進歩したのはやっぱりティショットですね。今年は去年までとくらべてドライバーショットの安定感が増したなと感じています。フェアウェイを外す回数がだいぶ減りましたから。
セカンドでベストのショットを打つためには、まずティショットをベストな位置に持っていかないといけませんよね? 去年まではその意識が十分ではなかったのですが、今は漠然と「あのあたり」ではなく、「あそこに打ちたい」と意識するようになって、そのとおりできていることが、結果が残せている要因だと思います。
それと、スリクソンの新しいアイアン『Z725』もすごくいいです。5月半ばの「中京テレビ・ブリヂストンレディス」で、練習ラウンドなしでぶっつけ本番で使ったのですが(笑)、いきなり4位タイに入って。このクラブはプロや上級者用なので、以前に使っていた「GiE」にくらべてヘッドが小さいんです。だから、最初は正直小さいなと感じたのですが、アマチュアの頃は同じように小さめのヘッドを使っていたので、すぐに慣れました。それに、打って良い球が出れば、ヘッドの大きさなんて関係ないと思えます。出る球は、ふけ上がらずに、重くドーンと飛んでいく感じで、風の影響を受けにくい気がしますね。それに私はもともと球が高すぎるくらいなので、今はそれが抑えられて高さもちょうどいい。キャディさんも「合ってるから絶対に大丈夫だよ」と言ってくれて。私のスイングのクセを知っている人にそう言ってもらえると安心できるし、クラブというのは「自分に合ってるんだから」という思い込みも大事ですよね(笑)。
これから後半戦に入りますが、じつは今年のお正月に初詣に行ったとき、おみくじを引いたら小吉で、「2012年後期に幸運が巡ってくる」と書いてあったんです。私はそれを信じていて、後半戦はきっといいことがあると思っています。今年の自分の目標が1勝することなので、本当におみくじ通りだったら、優勝が巡ってくるでしょう。だから、それまでに調子を上げて頑張ろうと思います。
それに、賞金ランキング上位の選手しか出られない「ミズノクラシック」(11月第1周)にも出たい。去年初めて出場して、アメリカツアーの選手たちとプレーして、すごく気持ちがよかったので、ぜひ今年も出たいですね。
とにかく、今年は毎試合トップ10以内をめざしてプレーしているので、後半戦もその目標を変えずに、ベストを尽くすつもりです。