悔しさを味わったものの、レベルアップできた高校時代
私は父の影響で、10歳のときにゴルフを始めました。ほかにもスキーとか水泳とかテニスとか、いろいろなスポーツにトライしたのですが、その中でゴルフが残ったという感じです。小学校を卒業して、地元(群馬・前橋)の私立中学でゴルフ部に入り、高校は東北高校に進みました。高校のゴルフ部では木戸愛(プロ)先輩のひとつ後輩で、大江香織(プロ)とは同期です。
ただ、ゴルフが上手くなりたいと思って東北高校に入ったものの、周りのレベルが高くて、「スゴいところに入ってきちゃった」というのが正直な気持ちでした。とにかく全国大会に出られる枠が少なくて、自分が2日間で3オーバーとかで回っても、1打差で全国大会に行けないことが多かったんです。ゴルフをしない日はなかったので、その分レベルアップはできたものの、やっぱり全国に行きたかったので、「なんでこの高校を選んでしまったんだろう」と後悔したことは何度もあります。
でも、地元の高校に進んでいたら、たぶんプロゴルファーにはなっていないと思うし、ダンロップの道具も使わせてもらっていなかったでしょう。東北高校に入ったから法政大学にも行けたし、今の自分があると思う。その意味では巡り合わせを感じますね。
ちなみに、ダンロップの道具は5年前、高校2年のときから使っています。当初はボールだけでしたが、大学に入ってからはクラブも使っています。クラブは全部ゼクシオで、メチャクチャ気に入っています。特に『ゼクシオフォージドアイアン』はすごく自分に合ってますよ。
"カッコいい"先輩プロを見てプロ入りを決意
実は、プロを意識したのは去年になってからなんです。法政大学にこだわったのは、父がOBということもあるのですが、卒業後に就職することも考えたから。だから、高校を卒業したときはプロ志望ではなくて、同級生がプロテストを受けると聞いたときも、自分は迷わず大学進学を選んで、ゴルフ部に入ったのもその延長でした。
それが、大学1年のときに日本女子学生で2位になったことで、少し刺激を受けました。それでもまだプロは意識していなかったのですが、大学3年になって、就職活動をするか、プロテストを受けるかを考えました。就職するなら、資料を読んだり、企業を見たりしないといけないし、プロテストを受けるなら、しっかり練習しないとダメだし。どっちにしようか迷った末に、「今年一年全力でゴルフをやって、結果が出なければ普通に就職しよう」と決めました。そうしたら、タイトルをたくさん獲ることができたんです。そのおかげでプロテストの1次、2次が免除になったことも、テストを受ける大きなきっかけでした。それと、去年の日本女子オープンに出させてもらったときに、一緒の組で回らせてもらった笠りつ子さんを見て、「やっぱりプロゴルファーってカッコいいな」と思った。そういうさまざまな出来事があって、プロになると決心したんです。
今、大学4年生で、卒業までに必要な単位はあと「11」。かなり厳しいのですが(笑)、できればきちんと卒業したいと思っています。
まずはステップアップ・ツアーで優勝を
プロテストは、周りからは「1次・2次免除の子は余裕で通る」と言われたものの、全然そんなことはありませんでした。雰囲気は独特だと聞いていましたが、実際その通りで、初日の1番ホールでは上がってフワフワしていました(笑)。初日は2オーバー以内を目標にして、1オーバーで回れたのですが、合格ライン(20位タイ以内)ギリギリの16位タイ。じゃあ2日目で勝負だと思ったら、20位タイ(笑)。最終日は4ホールを残して4オーバーまで落としてしまったので、そこからの4ホールはきつかったですね。パーでいいと思うんですけど、それが難しくて、とにかく痺れました。上がってからも、関係者の人から、「4オーバーだと厳しい」と言われていたので、受かったとわかったときにはうれし泣きしました。
アマの頃は、自分は飛ぶほうだと勝手に思い込んでいたのですが、プロテストやプロの試合に出て、全然そうじゃないことに気づきました。そうかといってパットが特別うまい訳でもないし。ただ、クラブは好き嫌いも苦手な番手もないです。だったら、もっとグリーンに乗せろと言われそうですけど(笑)。それに、アプローチとパットはもっと磨かないといけないなとつくづく思います。
プロとしての目標ですが、東北高校出身者としては"ミヤテレ"(ミヤギテレビ杯ダンロップレディス)で勝ちたいし、地元の群馬の大会があれば優勝したい。木戸先輩もそうですが、やっぱり優勝した人はカッコいいですよね。だから私も優勝したいです。まずは今年のステップアップ・ツアーで優勝を狙います。それに、試合はやっぱり楽しいし、来年はたくさん、できればフルでレギュラーツアーに出たいので、QTで上位に入れるように頑張ります。
https://www.g-attend.jp/study/01/vol55_121004
頑張れ 現役女子大生プロ!