タイトル 「天使の羽」 538 | 可愛い君に愛を囁きたい

 畠山はついつい


 言葉を荒げてしまう。


 

 開花しない


 鈴音の才能に


 苛立ってしまう。



 鈴音には才能がある。



 自問自答させる。



  鈴音にそれを常に


  言葉にするように、


  心掛けさせる。


  成功する自分だけを


  イメージさせるのだ。



  鈴音はその能力を


 発揮できてないだけだ。



 畠山は鈴音を


 指導すればするほど、


 手ごたえを感じていた。