タイトル 「天使の羽」 219 | 可愛い君に愛を囁きたい

「何、ポケット見て


 ニヤけてるの」


 鈴音が不思議そうに聞いた。




 だめだ、だめだ。


 顔がニヤけてしまう。



 

 そんなひなたを見て、


 沙希一人が


 ニヤニヤしていた。



 急にひなたは


 恥ずかしくなった。



 沙希にはすべて


 見透かされている気がした。